ノート:ピレスロイド
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Chrysanthemum cinerariaefoliumという名前について
[編集]2010年8月2日 (月) 11:53版以前から「除虫菊 (Chrysanthemum cinerariaefolium Bocquilon) …」という一節がありますが、この“Chrysanthemum cinerariaefolium”が典拠不明です。この名前は主要な植物学名検索サイトで出て来ません。似た様な名前にChrysanthemum cinerariifolium(≡Tanacetum cinerariifolium)というのが存在しますが、タイポと判断するには、命名者と思しき「Bocquilon」が一致しません。TropicosによればC.cinerariifoliumについては命名者が「Vis.」になっています。個人的にこれ以上の調査はできかねますので、どなたか確認お願いします。a perfect fool 2010年8月2日 (月) 03:15 (UTC)
- "Chrysanthemum cinerariaefolium Bocquilon"でグーグル検索したところ、日本語の解説文のみヒットしました。Chrysanthemum cinerariaefolium Boccone (日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)の別表記か誤転写か何かでしょうか。あるいは19世紀の医師で植物学者fr:Henri Bocquillonかもしれません。--四葉亭四迷(会話) 2017年5月9日 (火) 21:14 (UTC)
- 学名と命名者の状況について調査しました。
- Chrysanthemum cinerariaefolium Boccone - 1697年のパオロ・ボッコーネの著作[1]にChrysanthemum exoticum, incano Cinerariaefolio の名で記載されていますが、これは1753年にカール・フォン・リンネがSpecies Plantarumを出版する前のことであり、ICNメルボルン規約のRecommendation 38Aによって無効とされているかもしれません[2]。
- Pyrethrum cinerariifolium Trevir. - 1820年のルドルフ・トレヴィラーヌスによる記載[3]だと思われます。
- Tanacetum cinerariifolium (Trevir.) Sch. Bip. - 1844年にカール・ハインリヒ・ビポンティヌス・シュルツがこの種をTanacetum属に移動しています[4]。ylistではこの学名が採用されています[5]。
- Chrysanthemum cinerariifolium (Trevir.) Vis. - 1847年にロベルト・デ・ヴィッサーニはこの種をChrysanthemum属に移動しています[6]。ylistではこちらはシノニム扱いされています。
- Chrysanthemum cinerariaefolium Bocquilon - よく分かりませんでした。たぶん何かの間違いだと思われます。
- 今の学名表記には問題があると思われるので、ylistで採用されているTanacetum cinerariifolium (Trevir.) Sch. Bip.に直しておきます。--Ltsc2335(会話) 2017年5月10日 (水) 11:33 (UTC)
- 学名と命名者の状況について調査しました。
出典
[編集]- ^ Museo di piante rare della Sicilia, Malta, Corsica, italia, Piemonte e Germania con figure 133 in rame, Venetiis, apud Ioannem Baptistam Zuccarum, 1697 p. 23
- ^ Merborne Code Article 38
- ^ Ind. Sem. Hort. Vratisl. App. 2: 2 (1820) オンラインでは本文は見つかりませんでした
- ^ Ueber die Tanaceteen: mit besonderer Berücksichtigung der deutschen Arten p. 58
- ^ ylist
- ^ Flora Dalmatica : sive enumeratio stirpium vascularium quas hactenus in Dalmatia lectas et sibi digessit ; 2 p. 88