ノート:フォン (前置詞)
記事中に「姓のみを呼ぶ際にフォンを冠して「フォン・○○氏」「フォン・○○家」などと称すのはドイツ語の慣習にそぐわない」とありますが、これはケースバイケースではないでしょうか。たとえばde:John_von_NeumannにはVon Neumann war...やVon Neumann klärte...などの表現が頻出していますし、de:Wernher_von_BraunにもVon Braun studierte...やVon Braun selbst erklärte...などの表現が使われています。--Keysrapid 2009年8月30日 (日) 23:26 (UTC)
コメント有難うございます。当該文章を執筆した者です。
ドイツ語における「フォン」姓の慣習について、文献等を幾つか探してみましたが、「フォンを含めて不可分の姓である」という説も見受けられ、確証は得られませんでした。この点は当方の認識不足でした。ただし、姓のみを称する際にはフォンを除いて称するケースが多い(が正しい と言えるかどうかは別として)ということは、ドイツ語の文例の概観としては1つの事実と言えるかと思います。
なお、例として挙げていらっしゃる de:John_von_Neumann、de:Wernher_von_Braun は、いずれもアメリカ合衆国へ移住した人物です。アメリカで国籍を取得するに際しては、「von」を含めて固有の姓として扱われることになります。ドイツ語記事においても、彼らを「アメリカ人」であると見なした上での「原語表記」を採用している、と考えることもできるかと思います。つまり、あくまでアメリカへの移住者に限った例外事項である可能性があり、ドイツ語圏の人物一般を検証する上では適例ではないと言えます。
当記事においては、
- 「ドイツ語の慣習にそぐわない」「不適切」といった断定的な言葉を避け、「ことが多い」のように書き改める
- そのような十分に検証されていない概観に基づく記述は、より確証ある記述に改めることが望ましいため、節スタブのタグを挿入する
- 上記アメリカへの移住者の例を注記する
という修正方針を提案しますが、如何でしょうか。--Obendorf 2009年9月1日 (火) 10:14 (UTC)
その方針を支持します。新田春夫『ドイツ語 ことばの小径―言語と文化の日独比較』(大修館書店、1993年)には「vonが姓の一部であるかどうかはドイツ人の間でも揺れているらしく、自分の名前を言うときにvonを付ける人と付けない人がいます。また、他の人がその人を呼ぶ際も時と場合によるようです」とあるので、これを出典にしてもいいかもしれません。--Keysrapid 2009年9月1日 (火) 17:45 (UTC)