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ノート:フクト

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特筆性調査

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magazine plusで調べてみると、梶村晃「福岡における高校入試制度の変遷と反動化」、『国民教育』14号、1972年10月(電子ジャーナルなし、現物未確認)が良い資料になるかもしれないと感じました。及川久遠「高校入試問題の活用について」、『西日本工業大学紀要』47巻、2017年(同上)というのもヒットしました。こちらは、論文タイトル中には「福岡」の文言は入っていませんが、大学が福岡県内にあるので言及されているかも知れません。ただし、学部生の卒論だと思われますので芋づる式の論文検索くらいにしか使えないかもしれません。

トライG-Searchで「フクト 福岡 入試」と検索すると8件(内朝日新聞3件、読売新聞2件、西日本新聞3件)がヒットします。朝日新聞の3件については聞蔵が使えるので見出しを書きだしましたが、いずれも文部省による業者テスト排除と併せて取り上げられています。

  • 「業者テストは現場も「ノー」 福岡の公立中、廃止方針」、『朝日新聞 西部版朝刊 1社面』、1993年2月9日
  • 「進学塾、受験指導に強気 業者テスト廃止(ニュースアングル)」、『朝日新聞 朝刊 福岡面』、1993年11月23日
  • 「中3対象実力テストに偏差値表 主催の業者が学校配布 福岡」、『朝日新聞 西部版朝刊 1社面』、1994年10月20日

1993年11月23日の記事では、「92年までは福岡県内の中学校の9割でフクトのテストを使っていたこと」、「93年からは公開テストだけをしていること」、「93年9月のテストは3万人が受験したこと」、「同年11月のテストは4万人が受験する見込みである」ことが言及されています。1994年10月20日の記事では、排除されたはずのフクト業者テストが「実力テスト」の形で実施され(これ自体は問題はない)、希望する学校には偏差値換算表も配っていたことが記されています。ありていに言えば「不祥事」ですね。1993年2月9日の記事では、業者テスト締め出しについての取材の受け手としてフクトの名前が出ており、テスト自体への言及としては、締め出し以前から公開テストは行っていたということが書かれています。--軽快(旧名: Kkairri会話2018年1月10日 (水) 11:30 (UTC)[返信]

コメント (現物調査報告) 軽快さんが提示された雑誌記事の現物を読んでみました。前者は福岡県での高校入試制度の変更(通学区域の変更など)について、後者は高校入試問題(数学)の学校現場での活用についての論文です(福岡県に限定されたような記述ではない)。残念ながら、どちらも「フクト」という文字が綴られていないため、これらがフクトの特筆性に関する情報源にはならず、参考文献一覧等を見ても、芋づる式の論文検索も難しそうに思いました。なお、後者の論文の著者は工学部の准教授のようです。 --郊外生活会話2018年1月19日 (金) 01:35 (UTC)[返信]
お忙しいところ、ご調査くださいましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。--軽快(旧名: Kkairri会話2018年1月23日 (火) 02:33 (UTC)[返信]