ノート:プリオン

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

「プリオン仮説に対するウイルス説」の項目をそろそろ書き換えてはいかがでしょうか。 内容が古くなっていると思います。

案: 1936年にプリオン病の一つのスクレイピーで、脳乳化物を接種すると疾患が伝達されることが確認された。病理組織上は細菌やウイルスの感染徴候がないことで、感染か否かの議論もあり、遺伝説も言われていた。その後、1954年にシガードソン(Bjorn Sigurdsson)が、遅発性ウイルス感染を提唱した。次第に、遺伝例は例外的と見られるようになり、ウイルス説が主流になった。その中で、1974年、日本では生田が脂質代謝異常を病理組織中に認め、代謝異常説をとったこともある。すなわち、当時から単純なウイルスでは説明がつかないことが、一部で知られていた。1982年、Prusinerがウイルス、プラスミド、Viroidと独立したプリオンを病原として提唱した。その後、プリオン蛋白の立体構造の変化で、伝達例、孤発例、遺伝例をうまく説明する実験を多方面に行い、その功績によりノーベル賞を受賞した。ノーベル賞の受賞講演で、Prusiner自身がプリオンは仮説で、核酸などの混入の可能性を完全には否定できていないと述べている。 ただし、その後も実験を繰り返し、混入する核酸は25塩基以下で、それ以上は細胞自身の核酸由来であることを示している。肝炎ウイルスの中でもっとも小さく、ウイルスとして不完全といわれる、D型肝炎で約1700塩基、植物に感染することが知られるViroidで200-400塩基といわれ、精製したプリオン資料中の少量の核酸が原因とするのは難しくなっている。

(プリオン精製物以外からウイルスの混入を完全に否定することは不可能であろう。しかし、肯定するのもかなり無理がある。まず、プリオンの精製物と発病力価が並行することを前提とする。このため、ウイルス単独の効果は考えにくい。そこで、外部のウイルスとプリオンの間で特別な反応が起こって、発症すると仮定する。そうすると、哺乳類が普遍的にプリオン投与前か直後に問題のウイルスに感染していないと、動物実験を説明しにくい。しかも、孤発例、遺伝例が稀にしか起こらず、変異の違いによる症状の違いや種の壁も説明しなければならない。プリオン仮説は、この点を比較的シンプルに説明しきっている。 また、この奇妙な性質が、将来の発展的な研究につながると筆者個人は思う。例えば、漢方薬の体質による効果の違いや、ヨーグルトと長寿など、良質蛋白を繰り返し摂取することで、ゆっくりと体質を改善するという俗説がある。プリオンのアイデアでその物質を証明できるかもしれない。) su_su 06年11月21日 火曜

編集お疲れ様です。拝見しましたところ、スクレイピー、クロイツフェルトヤコブ病、牛海綿状脳症の原因はウイルスであるとは考え難いという辺りにウエイトがあるやに存じます。ですので、プリオンの異常を原因とする病気、の記事に入れるのが適切ではないかな、と存じます。そして、「プリオン仮説に対するウイルス説」の項は、もう少し簡略化して、病気の記事へ誘導する(リンクを張る)のも手かと。

と見ていて、実の所は、入れる先がスクレイピークロイツフェルトヤコブ病牛海綿状脳症の三つが考えられますし、どれかに入れるのもバランスを欠きますし、全部に入れるのは冗長で且つメンテナンスが大変です。で、考えたんですが、「プリオン病」と言い方は御座いませんでしたっけ。その括りで差し支えなければ、「プリオン病」の記事を立てて、その中に書き込むのが最も収まりが宜しいのではないかと、存じます。そして、「プリオン病」と、「プリオン」「スクレイピー」「クロイツフェルトヤコブ病」「牛海面状脳症」と相互にリンクを張れば宜しいかな、と。東 遥 2006年11月21日 (火) 03:33 (UTC)[返信]

別件ですが、これを機会にIDを取得されては如何でしょう。そして、記事の最後に、チルダ(~)を4つ連ねる事で、署名・記入日時のタイムスタンプが自動的に入ります。東 遥 2006年11月21日 (火) 03:33 (UTC)[返信]

東 遥 様 プリオン病の記事を立てるという方向で、勉強中です。立ち上がったらここは白紙に戻すのでしょうか?IDについては今後の課題とします。su_su 06年12月03日 (日)

御返事戴き恐縮です。ノートに記述頂いたことは、特に消す必要はありません。議論の流れ等を後から他の人も追える様に残しておくと宜しいかと存じます。或いは、冗長という視点に立てば、「プリオン病」へ移した、旨だけ記述して、そちらへのリンクを張っておけば宜しいでしょう。どのようにするかは、その時々に応じて決めれば宜しいかと存じます。

記事の編集方針ですが、改めて本文を見ますと、かなりの部分がプリオン病にかかわる記述であると存じます。ですので、記事の分割で、プリオン病に関わる部分をプリオン病の記事に分割する形で記事を立てるのもひとつの手かと存じます。そして、そこに提案頂いた文章を入れると収まりが宜しいと存じます。また、その後、スクレイピークロイツフェルトヤコブ病牛海綿状脳症から、プリオン病に関わる部分を転記してくると全体として整理できるのではないかなと、存じます。以上は私の案に過ぎませんが、su_su様にも 御検討いただければと存じます。

また、IDの取得についても、アカウントの取得による利点などをお読み頂いて御検討いただければ幸いです。以上、よろしくお願いいたします。東 遥 2006年12月4日 (月) 10:41 (UTC)[返信]

プリオン病を分割することに同感です。その場合、遅発性ウイルス、伝達性海綿状脳症、亜急性硬化性全脳炎を説明して、プリオン病に関連付けることを考えています。亜急性硬化性全脳炎の編集を始めました。 su_su 2006年12月11日 0:30

su_su様、編集お疲れ様です。上記了解いたしました。それでは、プリオンからプリオン病を分割し、次に他記事との調整、相互にリンクの設置、という方向で検討したいと存じます。他の執筆者の方、読者の方にも意見を伺いたいので適宜期間を取りつつ作業して参りたいと存じます。分割の提案~実際の分割作業の方は私のほうで行いましょうか、或いは、su_su様の方で既に編集の文案などにかかっていらっしゃれば、お願いしたいと存じますが。以上、宜しくお願いいたします。東 遥 2006年12月11日 (月) 09:26 (UTC)[返信]

東 遥様、亜急性硬化性全脳炎遅発性ウイルス伝達性海綿状脳症プリオン病の項目を立て、データを入れました。伝達性海綿状脳症は、牛海綿状脳症に転送されていましたので、独立させました。ご検討ください。su_su 2006年12月16日(土)0:34

su_su様、編集お疲れ様です。詳細に記述頂き、とても参考になりました。素敵な記事を記述頂き有難う御座います。1点気になるのは、伝達性海綿状脳症プリオン病の関係です。これらの項目の冒頭で、

という記述がある事です。これは、ひとつのものを、病気によって脳に起こる現象の視点と、疾患として捉える視点と、分けて書いていらっしゃるという事で宜しいでしょうか。或いは、プリオン病、プリオン蛋白質によって起こる現象全般(プリオン病)と、そのプリオン病の具体的事例(伝達性海綿状脳症、但し、現時点で該当するのはこれ一つ)という枠での捉え方でしょうか。

或いは、もしかしたら、伝搬性海綿状脳症(=牛海綿状脳症)が存在するにも関わらず、私がプリオン病と申し上げたことから、両方に分けて記述しなければならない、とミスリードしてしまった可能性があります。

もし、伝達性海綿状脳症プリオン病が(現時点で)全く同一のものであるならば、最初の時点でプリオン病ではなく、伝搬性海綿状脳症を立てて入れる、と申し上げるべきだったかも知れません。また、同一の内容の物をさすのであれば、いずれか一方に記事の統合をすることも検討する必要があるかと存じます。勿論、一つのものを別の視点で捉えるべきであれば、必ずしも統合の必要はありませんが、その場合には、各々の記事の趣旨(どの様な視点で説明するか)について、冒頭により詳細な説明をいただけると、分かりやすいと存じます。また、現時点、そして近い将来まで、伝達性海綿状脳症プリオン病は同一のものであれば、記述をまとめて、単一ページの中で複数の視点から見られるのも利便性が上がると存じます。この辺りは、色々なメリット・デメリットがあると存じます。私の方でももう少し拝読させていただきますが、su_su様におかれましても、二つの記事の関係について、御意見賜れば幸いです。

それが一段落したら、プリオンの内容を一部、転記したいと存じます。尚、プリオンの内容は旧いもの、というお話ですので、転記するまでもなく単に削除することも考えられますが、形として一旦伝達性海綿状脳症プリオン病に移す履歴をつくり、それから実質的統合(削除)にしたいと存じます(WIKIPEDIAでは履歴を残す必要があるため)。

以上、戸惑わせる事になって申し訳ありませんが、御検討賜れば幸いです。東 遥 2006年12月18日 (月) 10:10 (UTC)[返信]

東 遥 様 おっしゃるとおり、伝達性海綿状脳症はプリオン病と同じだと思います。伝達性海綿状脳症は病理学的な特徴を強調した命名で、プリオン病は原因を強調した命名です。現在、用語に混乱があり、専門家の間でも議論の余地があるでしょうが、各々の用語の歴史的背景を別個に紹介し、それぞれに苦労を重ねた研究者がいたという点を強調したかったのです。その意味で、項目を分けました。百科事典と国語辞典の境目をどうするかについては思い至りませんでした。今後、WIKIPEDIAをどうまとめていくかのポリシーによっては、適切にまとめる必要があるのは同感です。

ここで告知するのが適当か分かりませんが、プリオン病のなかで、スクレイピーの脳組織を遠沈そのほかの手段で分離してウイルスと蛋白の分画に分けるように表現しておりますが、ウイルスが必ずいるという意味ではなく、ウイルスがいるとすれば分けられる手段で、感染性が蛋白分画に一致するという意味です。間違えやすいのなら適切な文に変更する必要があります。

su_su 06/12/19 Tue 23時10分

[プリオン仮説に対するウイルス説]の項目は『狂牛病』に移動すべき。


(『狂牛病』に移動すべき。)に対してのコメントとして、

狂牛病のプリオン説については、ポイントと思われるところを以下のようにまとめてみました。 肉骨粉の問題。問題となる肉骨粉使用以前にも、ヒツジ、ヤギ、鶏、牛の廃棄物から、乳牛の栄養剤を抽出していた歴史があり、スクレイピーが牛に伝達する可能性はあった。しかし、Wilesmithの疫学調査では栄養素抽出用に使用した炭化水素の使用が1981年に廃止され、その後に暴露された乳牛が1985年に発病したと推定された。炭化水素を使用した目的は脂肪の除去で、疎水性のプリオン蛋白の濃度が低下し発病しにくかったと思われる。 1988年までには、BSEの脳にプリオン蛋白が指摘されている。 1994年までにはBSE由来のプリオンでマウスへの伝達が確認されている。 1997年までには牛のプリオン遺伝子を導入したマウスで伝達が成功し、種の壁が壊されることで、潜伏期間が400日程度から200日程度に短縮されている。 2000年にβシート構造を取る合成ポリペプチドで、マウスにGSS類似の発病を実現した。 2001年には、正常型プリオン過剰の状態に鋳型として異常型プリオンを少量混入し、試験管レベルで異常型プリオンの増殖に成功した。プリオン病の加筆としたいところです。

文献

  • Wilesmith JW, Ryan JB, Atkinson MJ. (1991). “Bovine spongiform encephalopathy: epidemiological studies on the origin.”. Vet Rec. 128 (9): 199-203. 
  • Hope J, Reekie LJ, Hunter N, Multhaup G, Beyreuther K, White H, Scott AC, Stack MJ, Dawson M, Wells GA. (1998). “Fibrils from brains of cows with new cattle disease contain scrapie-associated protein.”. Nature. 336 (6197): 390-392. 
  • M.Bruce,A.Chree,I.McConnell,J.Foster,G.Pearson and H.Fraser (1994). “Transmission of bovine spongiform encephalopathy and scrapie to mice: strain variation and the species barrier”. Phil. Trans. R. Soc. Lond. B. 343: 405-411. 
  • Michael R. Scott,Jiri Safar,Glenn Telling,Oanh Nguyen,Darlene Groth,Marilyn Torchia,Ruth Koehler,Patrick Tremblay,Dirk Walther,Fred E. Cohen,Stephen J. Dearmond,Stanley B. Prusiner (1997). “Identification of a prion protein epitope modulationg transmission of bovine spongiform encephaolopathy prions to transgenic mice”. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 94: 14279-14284. PDF available. 
  • Kaneko K, Ball HL, Wille H, Zhang H, Groth D, Torchia M, Tremblay P, Safar J, Prusiner SB, DeArmond SJ, Baldwin MA, Cohen FE. (2000). “A synthetic peptide initiates Gerstmann-Straussler-Scheinker (GSS) disease in transgenic mice.”. J Mol Biol. 295 (4): 997-1007. 
  • Saborio GP, Permanne B, Soto C. (2001). “Sensitive detection of pathological prion protein by cyclic amplification of protein misfolding.”. Nature. 2001 Jun 14;411(6839):810-3. Links 411 (6839): 810-813. 

su_su 2007/01/25

vCJD関連で多少勉強した追加項目です。どこかで生かせればと思っております。

スクレイピーの伝達が証明されるのは1936年。しかしBrown(1988)によれば、イギリスでは1936年以前から、発病ヒツジを隔離し、と殺が推奨されていた。また、患畜が食用になることがあった。

家畜の脳を食べる風習とCJDの関連について、医学文献では1974年にKahanaが指摘している。ただし、Kahanaの症例は遺伝性である。

牛の解体作業で脊椎周りから加工食品用の肉を採集する際に、機械では交感神経幹、脊髄の混入が避け難いとの指摘がある。(CDC、USA) イギリスで牛の脳を食用にしたか否かについては、BSE Inquiryが詳しい。(Vol 13の3のANNEX)その内容をまとめると、生産者としては、硬い骨の中から取り出すのは採算割れで、BSE騒動以前でも一般的なことではないとしている。しかし個別の例では、売っていたという証言がある。

2005年、Bastianはスピロプラズマ感染がプリオン病の原因だという説を出している。しかし2006年Alexeevaらは、プリオン病についてはスピロプラズマを含む細菌全般について、病原の可能性がないことを示した。

参考

  • Brown P. (1998). “1755 and all that:a historical primer of transmissible spongiform encephalopathy.”. BMJ 317: 1688-1692 PDF available. 
  • Kahana E、Alter M,Braham J,Sofer D. (1974). “Creutzfeldt-jakob disease:focus among Libyan Jews in Israel.”. Science 183: 90-91 サマリーなし. 
  • Bastian FO,Fremin CD. (2005). “Slow virus disease:deciphering conflicting data on the transmissible spongiform encephalopathies(TSE) also called prion diseases.”. Micorsc Res Tech 68: 239-246. 
  • Irina Alexeeva,Ellen J. Elliott,Sandra Rollins. Gail E. Gasparich,Jozef Lazar , and Rovert G. Rohwer (2006). “Absence of Spiroplasma or Other Bacterial 16S rRNA Genes in Brain Tissue of Hamsters with Scrapie”. J Clin Microbiol 44: 91-97 PDF available. 


http://www.cdc.gov/ncidod/EID/vol7no1/brown.htm

http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume13/chaptea5.htm

(余談:Alexeevaの文献によると、スクレイピーでは、ハムスターが50%の確率で致死性である接種量の10の10乗倍の量に高める動物実験系が確立している。定義上、この系では病原体が何であれ、感染力がこの値でなければならない。プリオン以外の病原体を証明するには、この実験系に共通する間違いを指摘するのがもっとも近道で説得力がある。)


su_su 2007/02/05

ウイルス仮説の節の文体[編集]

話題にされているウイルス仮説の節ですが、何カ所か助詞が間違っているために文章の体を成していません。筆記者には「てにをは」の見直しをお願いしたく。 自分で直すべきとのご意見もあるやもしれません。が、助詞が乱れている文章故に私自身にはその本来の意味が把握できず、恣意的な編集になる恐れがあったため、このようなお願いとなってしまいましたことをご理解いただきますようお願い致します。--220.150.178.143 2012年5月31日 (木) 06:25 (UTC)[返信]

こんにちは。この記事を英語版の記事(en:Prion)より翻訳した者です。見直してみたら、確かに助詞の用法が乱れており分かりにくい文章になっていました。申し訳ありません。とりあえず当該の節の文章を訂正をしてみましたが、まだ意味の取れない点がありましたら、翻訳元のen:Prion#Viral hypothesisを参考にご訂正いただけると助かります。ご協力よろしくお願いします。(整理のため、勝手ながら本件を節分けさせて頂きました。)--Occhanikov会話2012年6月1日 (金) 04:10 (UTC)[返信]

外部リンク修正[編集]

編集者の皆さんこんにちは、

プリオン」上の1個の外部リンクを修正しました。今回の編集の確認にご協力お願いします。もし何か疑問点がある場合、もしくはリンクや記事をボットの処理対象から外す必要がある場合は、こちらのFAQをご覧ください。以下の通り編集しました。

編集の確認が終わりましたら、下記のテンプレートの指示にしたがってURLの問題を修正してください。

ありがとうございました。—InternetArchiveBot (バグを報告する) 2017年9月18日 (月) 12:04 (UTC)[返信]