ノート:ミトラ (司教冠)

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僧帽筋と僧帽弁[編集]

2007年2月8日 (木) 01:43および2007年4月5日 (木) 12:51の版で関連項目として「僧帽筋」を加えられていることに疑問があります。

僧帽筋の名は僧でも司教ではなく修道士の帽子(より正確には頭巾、フード)に由来するものです。『日本大百科全書』にも、

僧帽筋の名の由来は、左右の僧帽筋をあわせると不等辺四辺形となり、カトリック教フランシスコ会の一派「カプチン修道会」の修道士のかぶる長頭巾(ながずきん)カプチンcapuchinに似ることによる。 (嶋井和世「僧帽筋」『日本大百科全書』小学館)

と解説があるように、カプチン修道会の修道士はアッシジのフランチェスコにならって、フードのついた茶色の修道服を身に着けており、そのフードの形に似ていることから僧帽筋の名がついたとされています。僧帽筋を関連項目として挙げるならば、フランシスコ会修道士に関する記事にすべきで、司教冠(ミトラ)の記事につけるのは、司教冠が僧帽筋の語源となっているかのような誤解を読み手に与えることになり、不適切であると思います。また、僧帽筋の記事において「僧侶の帽子」という言葉で司教冠にリンクさせる2007年4月5日 (木) 12:52のも誤解を生むことになるのではないかと考えます。

なお、心臓にある僧帽弁はその英名である mitral valve からも明らかですが、司教冠(ミトラ)に由来しています。--HannaLi 2007年4月5日 (木) 07:14 (UTC)[返信]

補足です。ドイツ語版のウィキペディアで「僧帽筋」にあたるMusculus trapeziusを参照すると、別名として

seiner Form wegen auch Kapuzenmuskel oder Kappenmuskel genannt(その形から、「カプツェンムスケル」あるいは「カッペンムスケル」とも呼ばれる(拙訳))

とあります(ドイツ語版Wikipedia,2007年2月28日04:57の版)。『独和大辞典』(第2版、小学館)を確認したところ、ここで Muskel (ムスケル)は「筋肉」で、Kapuze(n)(カプツェ(ン))は今日でも「フード」を意味し、Kappe(n)(カッペ(ン))にも「頭巾」や「(中世の)フードつきマント」の意味があります。Kapuzenmuskel では「僧帽筋(=Trapezmuskel)」で語義が掲載されていました。
つまり、ドイツにおいても「僧帽筋」の「僧帽」は「フード」の意であり、同語源のKapuziner (カプツィーナー「カプチン会修道士」)とかかわりのある語だといえます。これに対して、「司教冠」はドイツ語でもMitra(ミトラ)で、「僧帽弁」はMitralklappe(ミトラールクラッペ)です。
よって、司教冠の関連項目としては、もし挙げるとするならば、僧帽筋よりも僧帽弁のほうがより適切であるということでまとめておきたいと思います。--HannaLi 2007年4月5日 (木) 16:10 (UTC)[返信]