ノート:ラグランジュ力学
Lagrangian mechanicsにせよ、ラグランジュ力学にせよ、 ふつうはこんな変な言い方はしません。 普通は、ラグランジュ方程式です。
---
調べてみました
上記と同様の違和感は確かにあり、Googleにてhit数を見てみました。
2005/10/3現在、
- "lagrange equation" ・・・ 106,000件
- "lagrangian mechanics" ・・・ 41,000件
- "ラグランジュ方程式" ・・・ 706件
- "ラグランジュ力学" ・・・ 202件
その他、
- "lagrangian equation" ・・・ 9,490件
- "lagrange mechanics" ・・・ 173件
となっており、lagrangian mechanics、ラグランジュ力学もマイナーではありますが。あながち間違いとは言い切れないような。。
該当サイトは工学系が多いようです。国内の大学の物理学科/物理専攻で使うような教科書では、ラグランジュ方程式は出てきてもラグランジュ力学とは言わないはずですが。
さて。
- Tohru 2005年10月3日 (月) 06:49 (UTC)
ラグランジュ方程式とラグランジュ力学は微妙に異なります。ラグランジュ力学で使われる方程式がラグランジュ方程式。ラグランジュ力学は、「パラメーターとしてを用いてラグランジアンを定義し、それをラグランジュ方程式に代入して軌道解を求める」一連の手法を指します。ただ、普通は「ラグランジュ力学」じゃなくて「解析力学のラグランジュ形式」と言いますね。
- "ラグランジュ形式" の検索結果 約 858 件
- "ラグランジュ力学" の検索結果 約 376 件
- "lagrangian formalism" の検索結果 約 77,100 件
- "lagrange formalism" の検索結果 約 13,200 件
- "lagrangian form" の検索結果 約 36,600 件
- "lagrangian dynamics" の検索結果 約 70,500 件
- "lagrangian mechanics" の検索結果 約 65,200 件
日本語の「力学」って言い方は英語で"dynamics"と"mechanics"という言い方があり、外人さんには微妙に異なるらしいですが、日本人は何でもかんでも「力学」と訳したという経緯があるそうです。ニュアンスとして前者は「動力学」的、後者は「機構、機械学」を意味します。Wikipadiaの英語版では"Lagrangian mechanics"みたいです。--W.stuart 2006年9月19日 (火) 02:09 (UTC)