ノート:レドゥク (航空機)/20070303版
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レドゥク(Leduc)はフランスが試作した迎撃機。1930年に考案された。1947年から1956年ごろにかけて0.10、0.16、0.21,0.22の4タイプが開発されたが、軍事費削減の影響で開発は中止された。
構造
[編集]機体がそのままエンジンとも言える代物で、装備されているラムジェットエンジンのノーズコーン(エンジンの吸気口中心に装着されている円錐)がコックピットである。
タイプ別の特徴
[編集]レドゥク0.10
[編集]1947年に完成した機体。この機体は地上からの発進は不可能で輸送機から発射される。 1949年4月21日に行われた飛行試験では805km/hを記録した。
- 全長:10.25m
- 最高速度:805km/h
- 製造数:2機(1機は0.16に改造)
レドゥク0.16
[編集]地上からの発進を可能にするためにレドゥク0.10の翼端にジェットエンジンを搭載した機体。 失敗したため廃棄された。
- 全長:14.40m
- 製造数:1機
レドゥク0.21
[編集]1953年に完成した機体で、1953年2月22日に初飛行した。 このタイプは地上からの発進に成功した。
- 全長:12.50m
- 最高速度:900km/h〜マッハ0.87(1065km/h)
- 製造数:2機
レドゥク0.22
[編集]マッハ2を目指して開発された機体。 1956年に完成。ラムジェットエンジンからAtar 101Dターボジェットエンジンに換装された。 1956年12月26日に初飛行した。
- 全長:18.21m
- 最高速度:1200km/h(マッハ0.98)
- 製造数:2機