ノート:中国人民解放軍/記事案:中国人民解放軍で使用されている参考資料
- 戦車8000輌 そのうち旧式の59式が5,500輌。
- 全体として近代化を進めつつあるが、まだ大部分の部隊は発展途上の状態にある。98式戦車など新型装備の配備を進めているとも言われるが、西側戦車と比べかなり能力が低いようである。
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中国陸軍の戦車について
- 現代の第三世代の戦車の重要要件は高防御力の複合装甲と120mm級主砲を持つことだが、複合装甲・120mm級主砲戦車は2006年現在日本は350両前後に対し中国1800両弱、台湾・韓国にはまだない。(韓国はK2戦車開発中である)
- 揚陸戦では輸送力が限られるため、新鋭戦車が先遣されるのが普通である
- 中国戦車のうち5000両が59式(T54)日本は650-700両が74式 台湾はパットン約1000両、韓国はK1戦車2000両である。中国の59式は旧式で主砲威力が最も低いため2000m以下では不利なのは明白であるが、4種のなかで唯一主砲からミサイルを発射できる為、2500m以上での戦闘では優位点がある。また爆発反応装甲の装備は74式より進んでいるので中MATやPF3での正面貫通は微妙である。総合的に旧式戦車なのは間違いないが近代化改修はしてあるので、近代化改修を全くやっていない74式が優位に立てるのかどうかは状況によると見るべきであろう。何処の軍も自軍の粗を棚に上げて敵軍の粗をあげつらうものである。
中国陸軍の装甲車両について
- 従来、揚陸戦の先陣を切るのは一般的には85mm砲装備の63式水陸両用戦車であったが、老朽化のため97式歩兵戦闘車(浮航性)によって代替の方向である。97式は30mm機関砲と100mm低圧砲を持ち、砲発射ATMを発射でき、優れた射撃統制装置により30mm機関砲でヘリを撃墜する能力があるのはBMP3同様である。装甲車には比較的軽装甲だが水上浮上航行できる浮航装甲車と、日本の89式歩兵戦闘車のように比較的重装甲で水に浮くように設計されていないものがある。日本の装甲車は北海道を重視し、89式以降は重装甲・軽装甲を問わず水上航行を考慮していない設計のものが多いため、揚陸戦に於いては沖合いの商船等から自力海上航行する能力がなく商船動員により島嶼に持ち込む装甲車数を増やすことは困難であるが、中国の装甲車は河川渡河や、穏やかな海で2-3kmの距離なら自力海上航行可能に設計されているので商船動員によって上陸点に多数の装甲車を投入できるという有利点がある。また中国の自走砲、自走多連ロケットの一部も浮航上陸可能である。但し米海兵のAAVのような本格的水陸両用強襲車ではないので30kmもの水上航行は不可能であり、母船は海岸ギリギリまで近寄らねばならず、守備側からの砲撃を浴びる可能性は高い。、また、海象の荒れた海域での作戦は困難で、気象に左右されやすい。
- 全般的に言って陸自の装甲車が北海道仕様なのに対して中国の装甲車は台湾上陸を重視しており、沖縄・九州などでの揚陸戦に向いているといえる。
- なお、中国は最近ロシアに倣って空挺軍に30mm機関砲装備の00式空挺歩兵戦闘車を配備し始めた。IL76に3両搭載可能であり、投下パレットはロシア製。(尚最新のパレットは乗車したまま投下可能との事である)中国は空挺3個師団を持ち、一回の投下では60両の00式と降下兵4000人弱を投下できる能力がある。
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