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ノート:偽銘

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>ナカゴまで鍛えるのは普通の事であり、少なくとも、御物名物会津正宗は目釘穴2 いや、普通の事では無い。例えば最上作である虎徹は材料節約(古鉄が貴重であった為)かどうかは知らぬが梃鉄(鉄の品質は最 低クラス)が混入している為、錆の質が正宗に比べ格段に違いがある。一般では血腐れなどといって誤魔化しているが、あれは梃 鉄混入が原因しているからである。鍛錬されて不純物が無くなっているのなら多少焼きが入るであろうからあれほど鮮明な化粧鑢の 痕が刻まれるのは矛盾が生じる。正宗の大刀は大摺り上げであるから目釘穴云々は如何なものか。 >国宝名物包丁正宗の一振りは目釘穴2がつながった1 これは不自然な目釘穴では無いであろう。所謂古刀期ならではの雅味のある空方(擂鉢状の)をしている。 >国宝名物日向正宗は目釘穴3 この短刀は中央刀剣界から出たのものなので見直す(地刃の働きがまったく無く地鉄が若い)必要が有る。 >国宝名物九鬼正宗は目釘穴2 これも同様。 >重文名物不動正宗は2がつながった1 彫りが後彫り(江戸中期に彫られた)。 >重文名物一庵正宗は3 同様。 >重美名物小玉正宗は3 同様。 >名物小松正宗は3 「享保名物帳」に代金七百枚という最高額が記されているが、これは29.3cmもあり、もとは延寿国資であったものを本阿弥光甫 が正宗にしたもの。 >京極正宗は3がつながった1 これも不自然な目釘穴では無い。 >細川正宗は3がつながった2 現物を拝見してないのでコメントは控える。

******* 日本刀の偽銘研究については、福永酔剣著「偽銘刀の研究」が最も詳しい出典である。然しながら本著でも網羅できぬ程偽銘は多いため、本項では化かされやすい刀工、流派を私なりに整理して普遍的なエッセンスとして取り上げた。--Rokurokusanjin 2009年5月8日 (金) 05:38 (UTC)[返信]