ノート:光前寺
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早太郎に関する資料
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国立国会図書館デジタルコレクションで早太郎(=しっぺい太郎)に関する資料を探してみました。
- 井出道貞ほか著『信濃奇勝録 4』井出通、1887年。
- 「光前寺」の項に「早太郎」の記述あり。
- 藤沢衛彦編『日本伝説叢書 信濃の巻』日本伝説叢書刊行会、1917年。
- 431 - 435ページ「早太郎」の項あり。倒した妖怪は「大きな老猴」で、相打ち。遺体は光前寺に返したとある。
- 静岡県磐田郡教育会編『静岡県磐田郡誌』静岡県磐田郡、1921年。
- 1202 - 1203ページ「見付の人身御供」の項に「信濃の国の悉平太郎」の記述あり。倒した妖怪は「年経し大狸」。早太郎も「負傷して片息」。
- 葉多黙太郎著『伝説と旧蹟 趣味の地理』日本出版社、1924年。
- 32 - 47ページに「早太郎犬」の項あり。倒した妖怪は「二匹の猅猿」で、相打ち。遺体は光前寺に返したとある。
- 酒井松堂編『信濃の伝説』信濃研究会、1925年。
- 91 - 94ページ「早太郎」の項あり。「灰毛太郎」とも。倒した妖怪は「獰猛な猅々」だが、早太郎の生死に関する記述はない(墓の記述はある)。
- 歌川小雨著『静岡県伝説童話集』吉見書店、1926年。
- 102 - 125ページ「しつぺい太郎」の項に「播磨のしつぺい太郎」の記述あり。倒した妖怪は「それは大きな大きな、一匹の狒々」。村人が駆けつけた時には、しつぺい太郎は返り血を浴びながらも拝殿前で休んでいたという。
- 『静岡県伝説集 前編』実業之亜細亜社、1927年。
- 9 - 11ページ「見付の人身御供」の項に「信濃国の早太郎」の記述あり。倒した妖怪は「歳を経た猿猴とも云ひ、又古狸とも伝へられて居る」。早太郎も負傷し「信濃に帰りて死んだ」。
- 中西芳朗著『伝説美談 1』コドモ芸術学園、1938年。
- 150 - 165ページ「早太郎物語り」の項に「信州信濃の光前寺、兵坊太郎」の記述あり。倒した妖怪は「おそろしく大きな猅々」。傷ついた早太郎は光前寺に帰り、和尚の側で息絶えた。
- 楠山正雄編著『世界おとぎ文庫 15 羅生門の鬼 日本古譚集』小峰書店、1950年。
- 191 - 205ページ「しっぺい太郎」の項に「丹波の太郎」の記述あり。倒した妖怪は「猅々のようなかたちの大ざる」で、相打ち。