ノート:兵士と笑う女

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私論[編集]

以下、直し打た方が良いと思う所について記します。

  1. 導入部の制作時期は、冗長で読者が離れかねないので、「1655年から1660年の間(注釈〇)」で良いんじゃないでしょうか。個人的にはオランダ黄金時代という、記事内でまともな定義付けが出来ていない語を用いることに抵抗があるのですが、そこはお任せします。
  2. 「当時のオランダの風俗画の定型にある教訓的な事物の数を減らして」という、いかにも翻訳調な表現が嫌です。「背景の装飾物を削った」ということだと思いますが。
  3.  1.1「オランダ社会は独立によって宗教・政治・経済ともに大きく変化した。」は書かなくてもいいのでは?「スペイン領時代の」「カトリックの」も重複してますよね。風俗画の隆盛の「共和国として独立した」も書かなくても分かります。
  4. 「絵画の購買も市民が中心となり」検証できないかもしれませんが、これには疑問です。「市民の購買比率が増え」といった程度ではないのでしょうか?
  5. 「男性は暗くシルエットが浮かび上がっている」シルエットは沈むものでは?
  6. 「カラヴァジスト」。イタリア語読み?の「カラヴァッジェスキ」の方が日本では馴染んでいるかと存じます[[1]]。
  7. 「閉じた窓枠の消失点は2人の中間にあり」これ、小林(2017)に書いてあるんですか?消失点って普通画面の奥に設定されるもので、画面の中景に消失点が来るとか聞いたことがありません。とにかくこの段落の記述は怪しいです。
  8. 「手前の男性は女性に比べると非常に大きく見え」。「非常に」は言い過ぎでは?
  9. 「細部を厚塗りで処理する点」これ、聞いたことがないんですが、小林(2008、2017)に書いてありますか?
  10. 「それまでのオランダ絵画で男女がワインを飲む場合は、娼家や宿屋を背景にしていた」(要出典)です。
  11. 「フェルメール自身も射手の地位にいた」(要出典)です。
  12. 「1891年に版画家のジョセフ・ペネルは、男女の大きさの違いは写真の効果と同じではないかと論じた。」「1946年にハイヤット・メイヤーは、とある画家が1755年にカメラ・オブスクラを制作に使った(略)フェルメールも同じ機器を使った可能性があると論じた。」「1952年にローレンス・ガウイングは(略)カメラ・オブスクラ使用説をとなえた。」。論文名をそれぞれ記してください、読んでなくてもいいので。
  13. 「邸宅美術館」。「私立美術館」で良いのでは?
  14. 「この場所で必ず鑑賞できる」。建物改装や作品修復の可能性もあるので、「必ず」ではありません。

以上。--Falcated会話2021年1月31日 (日) 14:39 (UTC)[返信]

  • 返信 良質な記事の選考から来ました。査読コメントと理解して以下に返信します。細かく読んで下さり、ありがとうございます。
  1. 導入部の制作時期:ここは良質な記事のフェルメール作品『牛乳を注ぐ女』に沿った表現でした。全てを先例に沿う必要はないと思いますので、変更しました。
  2. 翻訳調な表現:変更しました。
  3. 「オランダ社会は独立によって宗教・政治・経済ともに大きく変化した。」:簡潔にしました。
  4. 「絵画の購買も市民が中心となり」:市民の購買が増えたという記述にしました。
  5. 「男性は暗くシルエットが浮かび上がっている」:表現を変更しました。
  6. 「カラヴァジスト」:参考文献の記述をもとにしており、日本語版に項目がないため、この表現となっております。
  7. 「閉じた窓枠の消失点は2人の中間にあり」:これは小林(2008)が出典でしたので修正しました。失礼しました。「男に近い部分に消失点が定められている」とあります。また、ウィーロック (1991) にも同様の表現があるので出典を追加しました。「遠近法は二人の人物の間の結びつきを強めているように思われる。窓の消点は、士官と女性の目の中間に置かれている」とあります。ご指摘の疑問は、フェルメールの作品に共通の特徴が原因かもしれません。たとえば、こちらの研究( https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=8&item_id=55103&item_no=1 )のp27以降が参考になるでしょうか。説明が必要と考えまして、注釈として加筆しました。フェルメール作品全体については、小林(2008)収録の「フェルメールと遠近法」で書かれています。
  8. 「手前の男性は女性に比べると非常に大きく見え」:変更しました。
  9. 「細部を厚塗りで処理する点」:より出典に沿った記述にしました。失礼いたしました。
  10. 「それまでのオランダ絵画で男女がワインを飲む場合は、娼家や宿屋を背景にしていた」:文末の出典に書かれていますが、出典を追加して強調しました。
  11. 「フェルメール自身も射手の地位にいた」:同上。
  12. 論文名:出典を追加しました。メイヤーについては、小林 (2008) がいくつかの論文をまとめた形で言及しています。それが Seymour (1964)、Schwarz (1966)、Fink (1975)、Wheelock (1977)です。ガウイングについては Gowing (1952)を追加しました。これも小林 (2008)が同じページで言及しています。なお、オランダ絵画全体と光学機器の関係は、スナイダー『フェルメールと天才科学者』(2019)に詳しいのですけれど、本項目への言及が少ないため現在のバージョンでは使用していません。
  13. 「邸宅美術館」:参考文献の表現なので、独自研究を避けたく思います。
  14. 「この場所で必ず鑑賞できる」:変更しました。参考文献の表現ですけれど、ご指摘の状況はありえると考えました。
なお、他の査読者の方が議論を追いやすくするために、査読については選考ページに書いていただければ幸いです。以上です。—Moke会話2021年2月1日 (月) 04:36 (UTC)[返信]
返信  :Mokeさま 素早い対応、ありがとうございます。さて、上にあげた内、一番引っ掛かかったのが、6.の「消失点」です。そこで、小林(2008、2017)を借りてきました。そこで、始点を外光に、消失点を室内にしていると分かりました。このことに引っかかるのは私くらいで、殆んどの方は気に留めないのかもしれませんが。図があると分かり易いですね。かと言ってあれをコピーして載せたらアウトでしょうし、トレースなら許されるのでしょうか?
ノートに記した理由は、かつてあちらに長々とコメントを書いたら、袋叩きにあった経験があるからです。それから半年以上、投票に参加することが怖くてできませんでした。今も何処くらいの量なら許容されるのか、線引きが分かりません。--Falcated会話2021年2月1日 (月) 12:43 (UTC)[返信]