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ノート:冨士教

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系統図その他本文について

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 本文中に出てくる「系統図」を作成した本人です。名前が注記に書かれてしまっていますが、公開しているものなので仕方ないこととします。この件について説明するためアカウントを取りました。執筆者は宣伝目的だと思われ、正直、このような形で引用されることには戸惑いがありますが、引用者は正しく引用元の意図するように引用する義務がありますので、引用元として妥当な形に本文を修正させてもらいました。

 まず、「法家系」とは角行がはじめた富士信仰の一派の、ある一群をそのように名付けている、仮設のカテゴリーです。したがって、そういう特定の団体があるわけではありません。大谷正幸「富士信仰から角行系宗教へ : 彼らは「新宗教」か否か」(『宗教研究』78(1))を参照してください。修正前には直系である旨ありましたが、それをいったらどんな末流でも直系たりうるでしょう。むしろこの宗教では、当然のことながら分派の全てが自らを正統とか直系と名乗ります。

 引用者は間違えていますが、「富士御法」は富士宮市にあった、富士教とは別の包括宗教法人です。『静岡県宗教法人名簿』(静岡県総務部学事課)を参照してください。現在後継者がいなくて解散したとか休眠しているとか聞きますが、ともかく富士教のことではありません。

 修正前の文では「富士」と「冨士」の違いについて記述がありましたが、富士教とは関係ない話なので削らせてもらいました。一般的に、富士山をはさんで駿河側では「富」を、甲斐側では「冨」を好んで用いるといわれています。例えば、山梨県の富士吉田市は富士山北側の登山口として栄えましたが、この地域の文書に「富士」を使っている例はほとんど全く存在しないとされています(富士吉田市史史料編第五巻(富士吉田市、1997)の解説参照のこと)。富士教は御殿場にある宗教法人なので、このように書いているのでしょう。

 同様に富士宮市教育委員会のことも削らせていただきました。富士宮市教育委員会が所蔵しているのは、「富士御法家本祠」(人穴にある「富士御法」の被包括宗教法人)旧蔵で、後継者がいないということで寄贈された史料と富士宮市教育委員会の当事者から聞いています。だから、富士教とは無関係です。--Fujikou-arch. 2009年12月19日 (土) 14:55 (UTC)[返信]