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ノート:医療観光

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雑感

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Medical Tourism に付いて、「メディカルツーリズム」ではなく、日本語で「医療観光」という記事としたことには賛成します。

ただ、ここで気付いたのは、「医療観光」といってしまうと、あくまでも主体は「観光」となり、「外国で観光(見物、買い物、飲食など)+医療」という意味づけになってしまうことです。 本来、諸外国では、自国の医療への不満(価格、技術、待機時間)から、国境を越えての医療サービスを受けに行くことが「メディカル・ツーリズム(空間的移動)」であり、「観光」的な側面は、場合によって付加されるに過ぎません。 また、深刻な病気の治療、例えば日本の子供が心臓移植を受けに渡米するような場合、これは明らかに「メディカル・ツーリズム」なわけですが、「医療観光」とするには語弊がありそうです。 さらに、広義には、医者などが国外に出かけて行って医療行為を行うことも「メディカル・ツーリズム」には含まれますが、「医療観光」と言った場合にはそれは指し示し得ません。 というわけで、日本語における「医療観光」が、本来の「Medical Tourism」とは若干異なったものである可能性は指摘しておきたいと思います。

蛇足ながら、「医師不足」「医療崩壊」を深刻な社会問題としながら、一方では「中国人観光客を日本の病院へ呼び込もう!」とかやってわけですから、日本の行政やマスコミっていうのは面白いものですね。--Eros618 2010年8月12日 (木) 11:45 (UTC)[返信]