ノート:半グレ
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初出が2011年とのことですが、福本伸行の漫画「銀と金」第8話のセリフに「半グレの行員落とすのは簡単だ・・・・・・」という記載がありました。 この作品の連載時期は1992〜96年ですので、かなり前から使われていた言葉のように思えます。 --uniunirs
- 情報 少し調べてみたところ、2011年よりも古い用例が見つかりました。
- 宮島敬二(宮島郁芳)「演歌師の日記」、『文學時代』2巻11号、1930年、新潮社、159-165頁(オンライン版、国会図書館デジタルコレクション、館内限定公開)。160 頁に以下の記述あり。「もう一つまちがいの種は、俺達の仲間にころげ込んで来て
一人前 のレベルに出られずに暫くまごついていながら符牒と神農道を生っカジリした人々の話である。そんなのを半グレ と云う。生物識 り、生半可 ……いやなものサ。」(旧字旧仮名遣いの原文を新字新仮名遣いに改めて引用。フリガナと傍点強調は原文による。) - 現代語研究会(編)『現代の流行語』三一書房,1963年(オンライン版、国会図書館デジタルコレクション、図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館)。164頁「非行少年」の項に「なお、『非行少女』には「ズベ公」、「半グレ」、「非行グループ」、「女番長」などがあります。」との記述あり。
- 広岡敬一(著)『ちろりん村顛末記』朝日新聞社、1980年、186-187頁。/(文庫版)『ちろりん村顛末記』ちくま文庫、筑摩書房、2016年、243頁。以下の記述。「しかし、暴力団の構成員はボーイのなかには、ほとんど見かけられないという。(中略)苦労に比べて割りが合わないからだ。もしいたとしても、半グレの予備軍にすぎないだろう。」
- 北川紘洋(著)『ヤクザは人間をどう育てているのか』はまの出版、1985年、ISBN 4-89361-013-9。22頁に以下のような記述。「うちの場合は、そういうヤツは準構成員として置いとくがね。一般にいう”半グレ”だ。」「彼らは肩書はきちんとしてる。社長とか専務とか。しかし、しょせんは我々の庇護を必要とする”半グレ”。」また237頁にも以下のような記述。「半グレなんだろうな。刺青した土工くずれみたいなのが、現場監督に言いがかりをつけるわけだ。」「商店なんかのイヤがらせはひどいよ。(中略)一度行ってみたことがあるがひどいもんだ。/そういう時は、お願いがくるよ/行くと、半グレだってわかるわけだ。」
- 宮島敬二(宮島郁芳)「演歌師の日記」、『文學時代』2巻11号、1930年、新潮社、159-165頁(オンライン版、国会図書館デジタルコレクション、館内限定公開)。160 頁に以下の記述あり。「もう一つまちがいの種は、俺達の仲間にころげ込んで来て
- 取り急ぎご報告まで。--侵入者ウィリアム(会話) 2020年11月7日 (土) 09:39 (UTC)
- 1件追加。--侵入者ウィリアム(会話) 2020年11月23日 (月) 03:34 (UTC)
- 報告 上記の用例を示して記事に加筆しました(差分)。--侵入者ウィリアム(会話) 2021年6月6日 (日) 01:48 (UTC)