ノート:南京事件に関する参考文献
表示
書籍タイトルに見る「南京事件」と「南京大虐殺」
[編集]3つの南京事件と英語での呼び方を表にしてみました。 英語的には「Nankin incidents」が1927年の事件を指し「Nanking Massacre」が1937年の事件を指すようですが、それはただちに「南京大虐殺が多数」という結論には結びつきません。そもそも「Nanking Massacre」に「大(great)」はつきませんし、「Nanking Atrocities」や「The Rape of Nanking」など「massacre」のつかない呼び方がありますし、それらをどう日本語にするかで研究者はいろいろに訳した挙句に「南京事件」という呼び方に落ち着いた人が多いと思われますー少なくとも書籍タイトルを見る限り、NDL-OPACの件数では拮抗していても、事件について書く場合は「南京事件」、犠牲者数などをめぐる論争に焦点が当たっている場合は「南京大虐殺」という使い分け傾向があるように思われます(ただし南京事件に関する参考文献では、NDL-OPACでヒットした書籍のうち自費出版らしきものは省略しています)--miya 2011年11月21日 (月) 14:23 (UTC)
起きた年 | 英語 | 直訳 | 日本語 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1913年 | ? | ー | 南京事件 | 注1 |
1927年 | Nanjing Incident | 南京事件 | 南京事件 | 注2 |
1937年 | Nanking Massacre
Nanking Atrocities |
南京虐殺
南京残虐行為 |
南京虐殺 南京虐殺事件 南京大虐殺事件 南京大虐殺 南京アトロシティー |
注3 |
- 注1:英語版、日本語版、ともに記事なし
- 注2:日本語の「事件」には様々な英訳がありうるが、"incident"ではグリーンバーグ氏のように「出来事/偶発的事件」というニュアンスに取られる可能性がある。
- 注3:笠原十九司は「南京虐殺事件」「南京事件」の両方を書籍タイトルにを用いている。
- --miya 2011年11月21日 (月) 14:23 (UTC)