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ノート:南太平洋海戦

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要出典記述の削除理由

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>離脱した翔鶴も瑞鳳も被弾箇所は後部飛行甲板であったので、実際上は翔鶴・瑞鳳の搭載機の発艦は可能であった筈で[要出典]、角田艦隊の未帰還機補充は不可能ではなかった。
>飛行甲板破損して逃走する「エンタープライズ」に既に攻撃力はなく、追撃しなかったのは軍令部・連合艦隊司令部の失敗ではなかったかと言う指摘もある。[要出典]
翔鶴は第一次攻撃隊として零戦4、艦攻20、第二次攻撃隊として零戦5、艦爆19を出しており、更に直掩機として零戦10を出している。これに早朝に偵察部隊として発艦させている艦攻が数機おり、これらは翔鶴被弾により全機帰艦できなかった。瑞鳳も偵察隊で艦攻数機と第一次攻撃隊で零戦9を発艦させており、これも瑞鳳被弾で帰艦できていない。第一次攻撃隊は3艦で62機出撃して瑞鶴に着艦できたものは僅か20機。このうち約半数が修理不能として海中投棄されている。第二次攻撃隊に関しても翔鶴、瑞鶴合わせて44機出して帰還できたものは瑞鶴に着艦した20機でこれも半数以上が修理不能のため海中投棄。従って翔鶴被弾後の残存機体は戦闘前の総機数が71機で残っているのが常用13機以下+予備機12機。更に艦中央部から後方に被弾しているため飛行甲板の中部エレベーターから後方は使用不能。中、後部エレベーターも当然ながら使用不能。これで爆・雷装して発艦せよというのがまず第一に無茶な話。更に格納庫内も被弾で滅茶苦茶のはずだから整備どころの話ではない。その上前部エレベーターは基本的に着艦機の回収のために設けられているから、発艦のために体制を整えようにも非常に時間がかかるのでこれも非常に非現実的。せいぜい発艦で着たとしても零戦を数機発艦させるのが関の山なことは明白。瑞鳳は元々甲板が狭い上に、搭載艦攻の数は僅か6機。その内数機を早朝偵察に出しているから残存機数が少ないのは自明の理だし、被弾により艦攻の発艦どころか零戦さえ無理なのはエレベーター配置を見ずとも瑞鳳のスペック上当たり前。というより、カタパルトのない直線甲板の航空母艦がどういう甲板の使い方をするか知らないから平気で上のような意見が書けるのかな・・・と。
瑞鶴に至ってはホーネットに止めを刺した第三次攻撃隊分の航空魚雷がなく、その為80番での水平爆撃しか選択できなかったことは第三次攻撃隊隊長の瑞鳳分隊長、田中一郎中尉(早朝偵察に出ていて瑞鶴に着艦)が証言している。更に被弾機が多く瑞鶴に着艦した翔鶴、瑞鳳、瑞鶴の3艦の部隊うち瑞鶴に着艦してきた第一次攻撃隊で即時再攻撃に耐えられるものは僅か零戦5、九九艦爆2、九七艦攻6でしかも艦攻に至っては早朝偵察に出た帰還機を含めての数。
二航戦の「隼鷹」に至っても似たようなもので第一次攻撃隊で零戦12、艦爆17を出し艦爆11を喪失。第二次攻撃隊で一航戦の第一次攻撃隊の着艦機も含めて零戦8、艦攻7を出して零戦5、艦攻2を喪失。隼鷹の第一次攻撃隊の再出撃可能機で編成できた第三次攻撃隊は僅か零戦6、艦爆4。
この日一日で日本海軍機動部隊が失った機数は未帰還:零戦17、艦爆31、艦攻27、計69。不時着:零戦7、艦爆9、艦攻7、計23。因みにこの中に海中投棄した機数は入っていない。更に戦死搭乗員:零戦17、艦爆62、艦攻66、計145名。
このような惨状を理解した上で、追撃しなかったのは上層部の失敗というのはあまりにも乱暴な批評ではないか?どこから出典したのかは知らないが、出た攻撃隊延べ173機のうち未帰還機69機、不時着機23機の92機喪失、損耗率53%というのは軍隊で言えば壊滅といって良い。更に隼鷹の第三次攻撃隊がホーネットを攻撃したのが既に夕方。つまり再攻撃をかけるには一晩敵の勢力圏内に向けて追撃をかけた上での攻撃となり、高々正規空母1、準正規空母1の攻撃隊で損害を出さずに追撃、帰還が出来るのか甚だ疑問。明らかに深追い以外の何者でもない。これでどこから追撃という言葉が出てくるのか不思議でならないのだが。
以上、データ出典は佐藤和正 著 「太平洋海戦2 激闘篇」に拠る。--GF 2008年10月4日 (土) 15:22 (UTC)[返信]