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ノート:原子軌道

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統合提案について

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原子軌道電子軌道は同じ対象を取り扱っているようですので、Wikipedia:ページの分割と統合#ページの統合の統合すべき場合にある同一の概念や事物に関して、不注意などにより、別名でページが作られた場合に当たるのではないでしょうか。もし、原子軌道と電子軌道が全く別の対象を扱うものであり、私の勘違いではないか、というご指摘など、ご意見やアドバイス等ありましたらよろしくお願いいたします。--Aqualand 2009年5月17日 (日) 05:09 (UTC)[返信]

念のために理化学辞典を調べてみました。「原子軌道」という見出し語は存在せず変わりに「原子軌道関数」という項目がありました。「電子軌道」という見出し語は存在しましたが「軌道関数」を参照せよとのことです。このあたりあまり詳しいわけではありませんが、「電子軌道」ないし「軌道関数」が原子や分子あるいは結晶などにおける電子の波動関数を総括する言葉であるのに対し、「原子軌道」「分子軌道」などの言葉はそれぞれ対象を原子や分子に限定しているのでしょう。このあたりの用語法などに詳しいのは量子化学や物性物理を専門とされる方でしょうから、そういった分野の方の意見も伺ったほうがよいかと思います。yhr 2009年5月17日 (日) 08:16 (UTC)[返信]
電子は原子核と相互作用している電子軌道と、電子線のように原子核と相互作用せず自由空間を運動している状態があります。前者はポテンシャルエネルギーは量子化されていますが、後者はそうではありません。電子軌道は量子化されたポテンシャルエネルギーを波動方程式で表現したものです。ある電子と単一の原子核とが相互作用している波動方程式は原子軌道であり、ある電子と特定の複数の原子核が相互作用している波動方程式は分子軌道です。金属のように等質の原子核であるが不特定多数の原子核と相互作用している波動方程式はバンド理論の伝導帯とか価電子帯とか自由電子呼ばれます。
つまり電子軌道は原子核と相互作用している電子の波動方程式のことですが、原子軌道、分子軌道、伝導帯、価電子帯、自由電子はそれぞれの相互作用のモデルにしたがった特定の条件下の電子軌道の呼び名ということになります。
原子軌道についていえば原子状態でいる元素(化学物質)はごく少数であり、また波動方程式も単純なので説明も初歩的な教科書になりますが、上述のような分類になります。--あら金 2009年5月17日 (日) 12:48 (UTC)[返信]
(いい忘れましたが)分子軌道の波動方程式を定式化する場合に、複数の原子核と電子との相互作用を直接的に定式化する「分子軌道法」と、いったん個々の原子核について原子軌道を定式化して、次の段階で原子Aの原子軌道の波動関数と原子Bの原子軌道の波動関数を数学的に結合させて間接的に分子軌道を定式化する「原子価結合法」というものがあります。つまり「原子価結合法」では分子軌道を定式化する際にも仮想的な原子軌道を想定して最終的な分子軌道を定式化します。混成軌道は「原子価結合法」で使用される原子軌道の分類で有機化学でSP軌道とか、SP2軌道とか、SP3軌道とは「原子価結合法」で分子軌道を定式化する際に利用される原子軌道ということになります(原子価結合法以外では意味を持ちませんし、使用されません)。--あら金 2009年5月17日 (日) 13:39 (UTC)[返信]
皆様ありがとうございました。電子軌道の中に原子軌道、分子軌道、伝導帯、価電子帯、自由電子が含まれる、ということで、完全に勘違いしており、お騒がせいたしました。統合提案は取り下げ、個々の記事の充実ができるように勉強していきたいと思います。重ねて詳しい説明をありがとうございました。--Aqualand 2009年5月17日 (日) 14:28 (UTC)[返信]