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ノート:大島みち子

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 「愛と死をみつめて」は1963年12月に大和書房から刊行された。翌年の東京オリンピックの年に、年間を通して話題になった。本は140万部の当時の新記録を作った。TVドラマはTBS東芝日曜劇場で上下で放送された。このドラマは大反響を呼び、同年だけで2回も再放送された。大島みち子(以下ミコ)は大空真弓が演じた。それより前に関東地区ではニッポン放送より「健康な日を三日」と言うタイトルで放送された。ミコ役は北沢典子(後に近藤昭仁選手=大洋ホエールズと結婚)。7月には日本コロンビアから同名のレコードがリリースされ、ミコになり代わって青山和子が「マコ、甘えてばかりでごめんねーー」と唄い、同年の日本レコード大賞を受賞した。9月にはミコ役を吉永小百合が演じ、この年のブルーリボン主演女優賞を獲得した。同映画は日活史上最多の1200万人の観客動員数を記録した。その後もミコ役を島かおりと大竹しのぶのドラマが各々TBSから放送された。  昨年暮れには初版本の版元大和書房から42年ぶりに復刊された。また、2006年3月中旬にテレビ朝日系列でドラマがリメークされ放送される。ミコ役は広末涼子、シナリオは蒲田敏夫、監督は犬藤一心。  2005年12月18日には「愛と死をみつめて/終章」<もう一人のミコ>が大和書房から出版された。これは「愛と死をみつめて」が、マコとミコの往復書簡で編集されているのに対して、「終章」はマコとミコの会話集を中心に編集されている。著者はその後を行き続けたマコこと河野実。(河野実が責任投稿)

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