ノート:大島利雄

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指導学生について[編集]

修正箇所の出典として挙げられている小林さんの著書には、何か大島さんが自分の指導教員であることを否定する文章が含まれているのでしょうか?

Mathematics Genealogy Project(MGP)のデータベースを検索しても、小林さんの指導教員(Advisor)は大島さんしか表示されません。また、東大数理の修士論文一覧を見ても大学院修士課程の指導教員(論文主査)は大島さんです。

数学史的に誰が誰の指導教員であるかは重要な事項です。このため、MGPという数学者の系譜をデータベース化する作業がすすめられています。

指導教員というのは、基本的には大学院での指導教員が誰だったか、博士号を取得する指導を誰がしたかで決まります。師とか弟子と表現する場合も同じです。

日本では学部と大学院の指導教員が一般的には同一(異なるケースもある)なので、学部4年の時に誰のゼミにいたかというのは、特別な場合を除いて話題にすることではありません。

例えば河東さんはUCLAの竹崎さんを指導教員としてアメリカでPh.D.(博士号)を取得していますが、東大4年のゼミは小松さんで、専門が違うのに作用素環の入口を教えてくれたこと、日本に戻った時の世話もしてもらった、というような話はエピソードとしては成り立ちますが。

また、大島さんの指導学生はMGPに収録されているよりも多いのですが、次世代以降につながっているということでは主に小林さんと松本さんの2人です(松本さんはMITのボーガンの下で先に学位を取得しているので、単純に大島さんの弟子とも言いにくいのですが)。

そして、この2人とも専門領域としては「表現論」を押し出して「代数解析」は掲げていません。1980年代後半から90年代前半の東大には代数解析を研究しているという院生や若手が大量に存在したこと、今日では皆無に近いことを考慮すれば、その変化の潮目がどのあたりだったかを観察する好例となっています。--G3Copier会話2023年5月13日 (土) 01:50 (UTC)[返信]