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ノート:巻き返し (落語)

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文献調査

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削除依頼を見て気になったので調べてみました。

  • 内山惣十郎落語家の生活』、雄山閣出版、1971年。
    • 「巻き返し」なる演目の言及は見当たらないが、71頁に新作落語の作家の一人として長崎抜天本項「巻き返し」で作者だと名指しされている人物)の名がある。
  • 川戸貞吉『落語大百科』全5巻、冬青社、2001-2002年、ISBN 49247257064924725714492472572249247257304924725749
    • 五十音順に落語の演目を約700件収録。
    • 第5巻は「ほ」から「わ」で始まる演目を収録しているが、「ぽんぽん唄」(37-38頁)→「将門」(39頁)となっており、「巻き返し」なる演目の記載なし。
    • 第5巻末尾の363-374頁には、著者の川戸貞吉が保有している落語のカセットテープのうち、「この本におさめることのできなかった落語のリスト」として250ほどの演目が五十音順に挙げられている。そこにも「巻き返し」の記載なし。
    • なお第3巻には、長崎抜天がNHKの依頼で作ったという演目「歳暮廻し」(101-102頁)が収録されている。演者は三代目三遊亭金馬
  • 岡田則夫『落語研究資料解題 明治~平成 速記本・SPレコードデータ付き』、日外アソシエーツ、2016年、ISBN 978-4816925870
    • 457頁の演目索引を見ると、「真壁平九郎」→「間借」→「マキシム・ド・のん兵衛」→「まくら丁稚」となっており、「巻き返し」の記載なし。
  • 瀧口雅仁『古典・新作 落語事典』、丸善出版、2016年、ISBN 978-4621300350
    • 五十音順掲載。265頁「ぽんぽん唄」→266頁「マキシム・ド・のん兵衛」となっており、「巻き返し」の記載なし。

以上の調査結果をまとめますと、「長崎抜天が新作落語を手掛けていたのは確かだが、長崎が作ったという『巻き返し』という演目については何も言及が見当たらない」となります。--侵入者ウィリアム会話) 2020年10月10日 (土) 13:56 (UTC) 誤解を招かないように下線部の表現を微修正。--侵入者ウィリアム会話2020年10月10日 (土) 14:04 (UTC)[返信]