ノート:弦理論

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弦理論を最初に提案したのは誰か?[編集]

私が書き換える前の冒頭の説明では「1970年に南部陽一郎後藤鉄男が発表したハドロンに関する理論によって登場したものの~」となっていましたが、一般向けの弦理論に関する本(「エレガントな宇宙」ブライアン・グリーン著、「宇宙のランドスケープ」Leonard Susskind著、「超ひも理論への招待」夏梅誠著)では、いずれも南部、Susskind, Nielsenの3氏が挙げられており、後藤氏の名前はありません。(夏梅氏の本には、後藤氏の仕事についての言及があります)

後藤氏は、弦の世界面上の作用(en:Nambu-Goto action)にその名を残しているように、初期の弦理論に後藤氏の貢献があったことは明らかなのですが、原論文がProgress誌に投稿されたのは南部らによって弦を用いたモデルが考えられた1970年の翌年の1971年5月10日のようです(後藤氏の原論文)。この時点では、南部ら3氏だけでなく、RamondやNeveu-Schwarzによる仕事(worldsheet fermionの導入)もなされており、最初に弦理論を提案した人物として後藤氏を挙げるのは無理があるように思います。

実際、後藤氏の論文には、南部氏のレクチャーノートやSusskindの論文が引用されており、弦を用いたモデルの提案という意味では完全に独立な仕事ではなく彼らの提案を元に論文を書いたというのが自然な解釈だと思います。

ただし、南部氏自身の言及(素粒子物理の青春時代を回顧する)によると、南部氏の講演はキャンセル、世界面の作用についても書かれたレクチャーノートは出版されなかったということですし、後藤氏の引用するSusskindの論文には、世界面の作用は書かれていません。その後のRamondやNeveu-Schwarzの論文も(私が確認できた範囲では)oscillatorのみで議論を進めており世界面の作用は書かれていませんでした。世界面の作用に関する後藤氏の仕事自体は、おそらく南部氏と独立に行われたのでしょう。後藤氏自身は、南部氏が同じものを導出していることを、仕事が完成したあとに他の人から聞いたと論文に書いています。--NS5-brane 2010年12月14日 (火) 11:47 (UTC)[返信]

項目「歴史」について[編集]

弦理論の記事に長々とハイゼンベルグのS行列理論の歴史が書かれているのはいかがなものでしょうか。そのような記述が無意味とは言いませんが、ページの大半が弦理論の「歴史」で占められている現状は異様ですし、直接弦理論と関係ない事柄が多いように思われますので、英語版のように独立した記事に分離すべきであるように感じますがいかがでしょうか。

一方で現代的な方の弦理論についての内容は貧弱です。英語版のように、世界面とCFTとの関係や双対性、弦理論におけるS行列などの本質的に重要な事柄について述べられるべきではないでしょうか。--オレナンカドーセ会話2013年1月24日 (木) 13:05 (UTC)[返信]