ノート:形意拳

初めてWikipediaに手を加えさせていただきましたが、今回は下記の３センテンスを削除しました。

１形意拳の戦闘は極めて単純、飛び込みながら強力な力で敵を打ち倒すことを得意としている。だがしかし形意拳は一般の拳　法よりはるかに過酷な練習を強要され、精神的にもきつく体を痛めるリスクも他派に比べて高い。

２実戦に用いるのが困難である理由として、飛び込み攻撃が主体な為、カウンター攻撃を受けないためにも、まず構えを見て　相手の技量、技術を読み取るレベルの先読み、頭の良さが要求される。構えを見ただけで相手の実力がわかるほどの頭の　良さが要求される。また逆に言えばそれが形意拳の強さの秘密といえる。

３　また練習ではリラックス、ゆっくり、柔らかな動作を強調するがその理由として身体の動きを細部いたるまで冷静にチェッ　クするためと、敵の攻撃をギリギリのところでかわす柔軟な身体の変化を体に覚えさせるためである。

編集合戦は望みませんので、削除理由を記載します。

１について　五行拳等の単純な練功法、そして尚雲祥等の達人の存在から、その拳風が「戦闘は極めて単純、飛び込みながら強力な力で敵を打ち倒すことを得意としている」等と誤解される事がありますがこれは誤りです。　例えば空手やボクシングでも選手によって得意技が違うように、半歩崩拳のみで敵を打ち倒すような芸当はあくまでも郭雲深や尚雲祥等が格下を相手にした際の個人の拳風に過ぎず、それが形意拳の拳風の全てではありません。これは上級対練套路である安身砲を見ても明らかですが、あくまでも「運足、身体捌き、打拳のスピードと協調」そして「臨機応変な変化、手数」が形意拳の完成時の拳風です。　また「一般の拳法よりはるかに過酷な練習を強要され、精神的にもきつく体を痛めるリスクも他派に比べて高い。」とありますが、硬功夫を行うような門派の方が明らかに練習内容は過酷であり、体を痛めるリスクが高いと言え、特段、形意拳が過酷で怪我をするリスクとが高いとはいえません。ただ、形意拳の打撃力が跟歩によるものだと誤解している方は、膝等を痛める傾向にあるようです。また、興味本位での練習者や部外者にとっては、五行拳の繰り返し等を「過酷な練習の強要」や「精神的にもきつく」と感じるかもしれませんが、元来、形意拳は熱意ある者にのみ修行が許されてきた門派であり、その練習者が練習を強要されたり精神的にきついと思ったりしている訳でなく、このような主観的な表現はWikipediaに適さないと思われます。

２について　まず「飛び込み攻撃が主体」とありますが、空手等の概念での飛び込み攻撃と同じ物と捉えるのならば単なる奇襲や間合を詰めるような意味にとられ、語弊があります。形意拳の技が発揮される瞬間は、定式ではなく、定式と定式を繋ぐ過渡式にあり、これを表現したのなら正解ですが、ともあれ誤解を受ける表現は避けるべきと考えます。　また、形意拳が目指すものは、その場面場面に応じて、頭で考えずとも身体が自然と形意拳の拳理にのっとった、適切な対応ができるようにする、つまり身体が自然に反応するものであり、「頭の良さ」は求めていません。　ただ尚雲祥は弟子への指導において、日本の武道でいう「先の先」を強調しており、尚雲祥のような戦法を目指すならば、確かに相手の技量を見極めるだけ力量は必要であると言えますが、繰り返すようにそれが形意拳の特徴ではありません。

３について　「練習ではリラックス、ゆっくり、柔らかな動作を強調する」とありますが、現在、形意拳の伝承は多岐に渡っており、細かい練習方法については様々であり、全ての門派に当たる表現ではありません。また該当する門派にあっても、あくまでも初学者の練習方法でしかありません。 --パト 2009年3月5日 (木) 05:47 (UTC)[返信]