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ノート:斜格

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定義

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この記事を執筆できる知識は私にはありませんが、現在の記事での「名詞における主格以外の格全て」という定義はあまり正確ではなさそうです。

現在の英語版記事では以下のような記述になっています。

  • 名詞や代名詞が動詞や前置詞の目的語となるときに用いられる格。
  • 斜格の名詞や代名詞は一般に主語以外のすべての役割に用いられる。
  • 時に目的格と対比されるが、目的格は属格を含まない。 (⇒ 斜格は属格を含む?)
  • しばしば、無標の格と対比される。
  • 用語としては、主格が存在しない言語、たとえば能格=絶対格言語での有標の能格なども意味する。

国語辞典だと、大辞泉大辞林は主格と呼格以外の総称としています(広辞苑第五版は「および時には対格以外」としていますが、真偽不明)。Oxford Dictionary of English の“oblique”も同じ定義です。

ただ、これは憶測ですが、斜格の本義は変化形をとることではないかと思います。呼格を斜格に含めないのは、呼格が原形と一致することが多い(と呼格に書いてある)ギリシア語やラテン語の文法、およびそれらの影響を受けたヨーロッパ諸言語の文法だとすると、対象言語を限定せずに斜格を「主格と呼格以外」と定義することは適切かどうか疑問です。

あと、主格や絶対格が有標の言語において「斜格」という概念がどうなるのか、という疑問もあります(現在の言語学の用語としてはそこまで定義されていない、ということもあるかもしれませんが)。 --KAWASAKI Hiroyuki会話2012年12月6日 (木) 15:14 (UTC)[返信]

もし「斜格の本義は変化形をとること」が妥当であれば、以下のような定義が例として考えられます。
斜格(しゃかく、: oblique case: casus generalis)は、名詞代名詞形容詞のいずれかが格変化する言語において、有標形をとりうる。一般には主格絶対格以外の総称。ただし、ギリシア語ラテン語などでは、主格と同形をとる場合が多い呼格も斜格に含まない。
また、ブルガリア語では一部の代名詞を除いて対格与格の区別が失われており、斜格と呼ばれる。
(具体例も適宜修正が必要だが、省略)
--KAWASAKI Hiroyuki会話2012年12月7日 (金) 03:14 (UTC)[返信]
報告 上記の文案を記事に反映しました。ただし、「ギリシア語ラテン語など」については確認していないので省きました。 --KAWASAKI Hiroyuki会話2014年4月28日 (月) 04:52 (UTC)[返信]