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ノート:新庄弁

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新庄弁の項目を作成しました。新庄弁についてお詳しい方、是非加筆・訂正お願いします。--Giccyo221 2006年10月4日 (水) 16:59 (UTC)[返信]



多少、重箱の隅のあら捜しのような細かいことを書きますが、御容赦ください。

>「し」や「じ」が、「す」や「ず」と発音される。 例:しんじょう→すんじょう

慣用的には、「すんじょう」とはっきり発音せず、「すんじょ」って感じで使われることが多いと思います。補足すれば、「東根」は「ひがすね」、向町(むかいまち、最上町の中心)を「むげぇまづ」って感じです。

>「~を」など対象を表すものに「~ば」がある。 例:ご飯ば食べる。

新庄の人は、「食べる」よりは「食う」という表現を使いますね。『ご飯ば食う』ですね。

>強調の意味で「~ちゃ」を付ける。(「~じゃん」に近い) 例:してるじゃないですか!(してるじゃん)→してっちゃ!

私はこのような表現はしませんでしたね。この場合は『してっぺや!』と言ってました。話の途中で反疑問的確認?な『○○をするじゃないですかぁ』と言うときに、例えば、『今がらあそご片付けっちゃ、(ん)だげっとも・・・』って感じで使うことはあります。

>感嘆の意味で「~ごど」を付ける。 例:おいしいなぁ!→おいしいごど!(「~事」が濁音化したと思われる)

正しくは『んめごど!』ですね。

>疑問の意味で文末に「~な」を付ける。 例:食べないの?→食べねな?

私は、『かね(食わない)なが?』と言っていました。語尾が「な」で終わるのは不自然です。普通は『すねなが?(しないの?)』みたいに『なが?』って言いますね。

>伝達の意味で文末に「~ど」を付ける。 例:家が建つんだって。→家が建つんど。

私は、『あそごさ家(うぢ)建づなんどぉ』って感じで言っていました。

>「~よ」の意味で文末に「~は(ha)」を付ける。 例:もう行ったよ。→もう行ったは。

「は(ha)」は特徴的な村山弁ですね。新庄弁では「わ(wa)」です。『もう行ったわぁ』って感じです。副詞の項にある「帰るは」も「帰るわぁ」って言いますね。

>「~る」で終わる動詞に限り、「~ぜ」が「~つぇ」に変化する。 例:寝るぜ→寝っつぇ

『寝っつぇ』は不自然ですね。『こさあっつぇ(こさあっつぇ)』という感じなら使います。寝る場合は『寝っつぉ』です。

>「むずさい」(かわいそう)

新庄弁では「むぞせ」でしょうか。『むぞせにゃあ(かわいそうだなぁ)』って感じで使います。

>「めくさい」(醜い)

これも新庄弁では「めくせ」「めんくせ」ですね。

>「~ごんたら」(~ならば) 例:「テレビば見ってごんたら、宿題すろじゅー」(テレビを見たいなら、宿題をしなさい)

これでも正しいですけど、「テレビ見ってごったら・・・」の方が良く使われると思います。

>「ちょぺっと」(少し) 例:「ちょぺっと、けんねべが?」(少し、頂けませんか?)

「ちょべっと」とは言いませんね。私は「ちょびっと」って言っていました。

>「~ども」(~けど) 例:「つれども、頑張っぺ」(つらいけど、頑張ろう)

「つれども」は不自然ですね。「つらいげっとも」「つれぇげっとも」というのが自然な表現です。

>「わらわら」(早く) 例:「わらわら、け」(さっさと食べろ)

私は、「さっさと」の意味で「わらわら」とは使いませんでした。最上郡の中で、どこか使うところがあったような気がするので間違いとは断言しませんが。新庄では、「ちゃっちゃど(さっさと)」「はえぐ(早く)」と言います。

>「こんたな、そんたな、あんたな、どんたな」[このような(ものは)、そのような(ものは)、あのような(ものは)、どのような(ものは)]

「あんたな」よりは「あったな」でしょうね。「どんたな」も「どげったな」です。『どげったなや?(どういう物ですか?)』みたいな感じです。

>「こっちゃ、そっちゃ、あっちゃ、どっちゃ」(こっちに、そっちに、あっちに、どっちに」

「ちゃ」でも間違いではないですけど、「ちさ」と使うのがより自然です。「こっちさ、そっちさ、あっちさ、どっちさ」ですね。

>「そ」は「ほ」に置き換えて発音される場合が多い。(ほげ、ほんたな、ほっちゃ)

「ほんたな」は不自然ですね。私は「ほげだな」と言っていました。あっ、でも「ほったなわがんねべな!(そんな事分からないでしょう?)」とは言いますから、間違いではないです。


いろいろと細かいことを書きましたが、全体的には良く出来ていると思いますし、よく調べたなと思います。
まぁ、文献に書かれている新庄弁と「活きた新庄弁」にはどうしても違いが出てくるでしょうから、私の指摘なんて些細なもんです。60.45.165.71 2006年12月21日 (木) 06:27 (UTC)[返信]


加筆・訂正ありがとうございました。うろ覚えのところが何箇所かありましたので、非常に参考にもなりました。また指摘の通り、人口こそ少ないながらも広大な面積を有する最上地方ですので、方言の地域差は確かに大きいと思います。さらに内容の充実した物にしていきたいので、今後もよろしくお願いします。--Giccyo221 2007年1月1日 (月) 02:48 (UTC)[返信]

感じましたこと

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国語の専門家ではありませんが、感じましたことが2点ありますので記載いたします。


1 「はいっとー」に「入る」の字を当てていることから「入りますよ」が転訛したものとのお考えかと思います。

  私が高校時代にバリバリの新庄弁で授業をする国語の先生がいましたが、先生は後付けだと、否定されていました。

  生粋の新庄人の年配者の発音をよく聞いてみると「はえっとう」に聞こえます。「入る」を「はえる」とは言いませんよね。

  また、「拝頭」だと言う方もいます。(わざわざ「拝頭」と言って玄関に上がるとは、私は思いませんけれども)

  語源には、諸説ある言葉で、ここはシンプルに「はいっとー」と書いた方がいいと思います。


2 「よくきてけったじゅ」

  写真をアップされた方には申し訳ないのですが、典型的な誤用です。語尾に「じゅ」を付ければ新庄弁になるというものです。「よぐきてけっだやー」がしっくりくるのではないでしょうか。

  観光キャンペーンで使われたもので、大変恥ずかしいと思っていました。現在のキャンペーンでは「よぐきてけったにゃー」が使われています。


以上の2点です。生粋の新庄人である母親の意見も参考にしました。


--郡左衛門会話2017年12月30日 (土) 02:15 (UTC)郡左衛門[返信]

「入っとー」は語源不明ということで除去しておきました。写真は、今回はそのままにしておきましたが、もっと良い別の写真があれば差し替えた方が良いと思います。--Henlly3839会話2017年12月30日 (土) 10:43 (UTC)[返信]

承知いたしました。--郡左衛門会話2017年12月31日 (日) 02:53 (UTC)郡左衛門[返信]