ノート:栃尾市

人口について補足

人口を記述する際に国勢調査の発表値を利用するのが常套手段ですが、 上北谷村は分裂して一部が栃尾町に編入されたため、ただ合算しただけでは昭和25年より前に遡って人口を求めることができません。

• 昭和25年10月 国勢調査
• 昭和29年3月 上北谷村の一部（小貫、土ヶ谷）　編入
• 昭和29年6月 下塩谷村、上塩谷村、東谷村、荷頃村　編入
• 昭和30年3月 西谷村、入東谷村　編入
• 昭和30年10月　国勢調査

ここで、昭和30年の国勢調査に注目すると、人口増減表にて昭和25年の組換人口（昭和30年時点での市域に基づき振り分けた人口）が記載されているので 昭和25年の生数値を比較することで、分裂した上北谷村の栃尾側、見附側それぞれの人口を求めることが可能です。

	栃尾町	中野俣	半蔵金	下塩谷	上塩谷	東谷	荷頃	西谷	入東谷	上北谷 小貫・土ヶ谷	上北谷村 見附市編入地域
昭和25年 統計結果	11312	2135	1443	6134	3662	5790	4040	1417	2276	(B) 3319
配分	(A) 38209									(X) 栃尾市	(Y) 見附市
昭和25年 組換人口	昭和30年の栃尾市相当地域 39029 (栃尾市 35451 + 中野俣村 2135 + 半蔵金村 1443 )										見附市域

《S.25発表の生数値》

A： 38209

栃尾町 11312 + 中野俣村 2135 + 半蔵金村 1443 + 下塩谷村 6134 + 上塩谷村 3662 + 東谷村 5790 + 荷頃村 4040 + 西谷村 1417 + 入東谷村 2276

B： 3319

上北谷村 (※うち栃尾市編入地域 X、見附市編入地域 Yとする つまり B = X+Y )

《算出方法》

A+X = 39029 (※S.30統計に記載された組換人口より）

39029 - A = 820 よって X = 820

X+Y = 3319

Y= 3319 - 820 = 2499

つまり　栃尾市編入地域 820【24.7%】、 見附市編入地域 2499【75.3%】 となります。

もちろん、この比率を基にして昭和25年以前の国勢調査人口を算出するのは明らかに独自研究です。ただ、下記のまとめを見ると判りますが 戦前の人口はほとんど変動がないので、今回の編集ではあえてこの比率を基に、過去に遡って推定人口を記載します。

最後に国勢調査の数字を転記したものを下記にまとめます。

調査年	栃尾町	中野俣	半蔵金	下塩谷	上塩谷	東谷	荷頃	西谷	入東谷	北上谷 (補正前)	北上谷 （補正後）
1920 T.9	8178	1978	1258	5270	3268	5122	4042	1349	2031	2898	716
1925 T.14	8662	1981	1295	5464	3347	5078	4000	1360	1996	2941	726
1930 S.5	8715	1984	1221	5539	3424	5105	4029	1373	1976	3044	752
1935 S.10	9735	1900	1190	5275	3318	5011	4036	1295	1861	2916	720
1940 S.15	10035	1853	1148	5427	3263	5016	3345	1245	1869	2902	717
1947 S.22	10695	2151	1454	6155	3735	5736	4042	1468	2277	3307	817
1950 S.25	11312	2135	1443	6134	3662	5790	4040	1417	2276	3319	820
	-			35451 (昭和30年発表の組換人口)
1955 S.30	-	2069	1391	34995
1960 S.35	37681

以下は生数字

• 1965 S.40 36013
• 1970 S.45 34431
• 1975 S.50 32324 ↓ M:男 W:女 F:世帯数　を示す
• 1980 S.55 30694 M 14935 W 15759 F 7537
• 1985 S.60 29692 M 14513 W 15179 F 7590
• 1990 H. 2 27809 M 13634 W 14175 F 7315
• 1995 H. 7 26390 M 12834 W 13556 F 7222
• 2000 H.12 24704 M 11975 W 12729 F 7191
• 2005 H.17 23168 M 11279 W 11889 F 7240

--Iso8.tv（会話） 2019年7月14日 (日) 21:28 (UTC)