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ノート:次亜塩素酸

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  • 正確性について

「塩素臭は…一酸化二塩素(亜酸化塩素)のにおいのことである。」と書かれていますが、実験で塩素ガスから漏れた匂いをしっており、まさに塩素臭です。そしてInternetや手元の文献では「塩素臭は…一酸化二塩素(亜酸化塩素)のにおいのことである。」とする例が見つかりません。したがって出典を明示いただけないと私の見解ではTaurusさんの「創造もしくは見解」と判断せざるを得ません。次亜塩素酸の場合がそうであるとしも、他の物質の塩素臭と次亜塩素酸の塩素臭が同一原因でなければ「一般に塩素臭といわれる」では塩素臭一般に原因を拡大解釈しているようにも読み取れるので不適切と考えます。また「次亜塩素酸塩水溶液は加水分解されて、次亜塩素酸を生じる」では反応物に水が付け加わって生成物になるはずが、次亜塩素酸塩と次亜塩素酸では水が付加していないので自己矛盾があります。調査の上ご訂正ください。あら金 2005年12月10日 (土) 10:48 (UTC)[返信]


お答えします 「塩素臭は…」の前に「一般に」というという言葉があることにご注意戴きたい。プールのにおい、冷凍エビのにおい、キッチンハイターのにおい、その他全て塩素臭という言葉で片付ける人が多いのは否定できません。この一節はそれを指しています。「一般に」という言葉を「いわゆる」に変えれば多少は満足いただけますか?

文献を探し出せとおっしゃいましても、手元の1000冊以上の内外の文献を全て憶えているわけでもなく、時間的にも体力的にもいささか無理というものです。ご自分の手元の文献にないから創造…というのは科学的ではありませんね。「否定の証明は難しい」のですよ。この件については複数の文献を読んだ覚えがあります。日本語の本と英語の本です。

いま手始めに岩波の理化学辞典第5版を見てみましたら一酸化塩素の項に「塩素に似た臭気がある」と書いてあります。千谷利三先生の無機化学下巻にも次亜塩素酸との類似が指摘されています。Taurus(?)

「次亜塩素酸は俗に言う塩素臭がする」とか「次亜塩素酸は一般に言うところの塩素臭がする」なら拡大解釈とは申しません。問題の箇所は修飾語を取っ払うと「塩素臭 is 亜塩素酸」といっておられますから違うのではないですか?と申し上げています。あら金

>>「次亜塩素酸塩水溶液は加水分解されて、次亜塩素酸を生じる」では反応物に水が付け加わって生成物になるはずが、次亜塩素酸塩と次亜塩素酸では水が付加していないので自己矛盾があります。

とありますが全く問題のない記述です。矛盾はありません。また貴殿の指摘には間違いがあります。 「酢酸塩水溶液は加水分解されて酢酸を生じる」という文章が間違っています か?0.1モル/Lで1/10000は生じていますね。硫化ナトリウム水溶液から硫化水素臭がするのは誰でも気がつきます。Taurus(?)

だとするとあなたの認識の加水分解の定義が間違っておられます。それをいわれるなら加水分解ではなく「塩がイオンに解離する」とか「塩がに電離する」であり、文脈の用語としては「遊離した次亜塩素酸が生じる」が適当です。「遊離酸」とう語はご存知でしょう。 一般に次亜ハロゲン酸イオンは3XO-→XO3+2X-か、何かを酸化してXO-+e-→X-+[O]-の一般式で分解します。しかしどちらの現象も加水分解ではないです。あら金

>>実験で塩素ガスから漏れた匂いをしっており、まさに塩素臭です。 

少々意味がとりにくいのですが、私も塩素ボンベから噴出した塩素を吸って死にそうになった経験があります。そのことでしょうか。たまたま通りかかった四日市の日本アエロジル塩素噴出事件にも遭遇して被害を受けました。 濃度が高いとにおいを検知する器官が一時的に壊れますからにおいは感じません。眼と肺の損傷が大きいですね。薄ければ水分と反応して次亜塩素酸になりますからそのにおいです。(?)

そこまでしなくても、塩素ボンベの栓をCloseして配管を外せば管内の塩素は出てに臭ってきますよ。目の前に黄色く漂うくらいの濃度なら息を止めます。塩素と水とはそんな瞬時には反応しないです。アルカリ水溶液に塩素を通じれはかなり早いスピードで次亜塩素酸塩になりますが、中性から弱酸性では水分があっても、水に溶けた直後では塩素のままの濃度の方が次亜塩素酸よりも大です。したがって水が存在すれば塩素のにおいは無くなり次亜塩素酸のにおいになるという根拠にはならないと考えます。あら金

においの感じ方は人それぞれです。しかも塩化水素のにおいといえども鼻の中でpHが低下したときの刺激を差し引いて塩化水素のにおいを考えることはできません。 百科事典には相当の客観性が求められますが、貴殿の指摘にはその客観性がやや不足しているように感じます。(?)

「次亜塩素酸は塩素臭を持つ」と「塩素臭は次亜塩素酸」では述べている論理構成が異なります。前者の「次亜塩素酸は塩素臭を持つ」は岩波の理化学辞典第5版を初め多くの成書で言及されている事柄であり客観性に問題はありません。一方、あなたがの文中で論じている「いわゆるプールの水のようなにおいを持つ。いわゆる塩素臭という言葉でまとめられるにおいはこの次亜塩素酸から生じる一酸化二塩素(亜酸化塩素)のにおいのことである。」については句点で区切られているので、塩素臭についてはプール水のにおいに限定されるとは解釈されません。したがって「塩素臭は次亜塩素酸」といっておられるとするならば、私はそのような記述をあなたの論以外に成書やインターネットで見出すことが出来ないので、客観的な論というには不十分であると考えます。それ故、その出典なり根拠を示していただきたいと申し上げています。あなたが件の「塩素噴出事件」で塩素臭をかいだことがあることは主観に基づく体験と存じます。したがってその原因を自己の知見を元にして演繹して次亜塩素酸のにおいと解釈したのであれば、それはあなたの独自の判断であり主観的な事象です。一方、「塩素臭は次亜塩素酸による」と××に書いてあったのでそのように理解したというのであれば客観的な事象です。どちらであったのでしょうか?あら金 2005年12月10日 (土) 16:18 (UTC)[返信]


少々見かねましたので、横レスさせてください。 結論から言わせていただきますと、この議論はTaurus氏の方に分があるようにお見受けします。 Taurus氏の文章は感情を抑えて書いてありますが、あら金氏の文は誤字だらけで何をおっしゃっているのかよくわかりません。 加水分解の解釈はTaurus氏が正しく、あら金氏のおっしゃることは的を得ていません。 (?)


「次亜塩素酸塩水溶液は加水分解されて、次亜塩素酸を生じる」は何がおかしいのでしょう。「酢酸ナトリウム水溶液は加水分解されて酢酸と水酸化物イオンとナトリウムイオンを生じる」というのは大学初年旧の教科書の大半に書いてあります。 塩素と水の反応は平衡に達するのが極めて早い反応であることも大切な要因です。 水溶液中での脱水の例はいくらでもあります。出典など書く必要もないくらいです。 高校の教科書にでもいくつか見つけ出せるでしょう。(?)

他人の非難をするときは自分の文章をよく読み返し、検証をなさるべきです。『履歴』を見ると勝ち誇って妙な文が書いてありますが、御自分が間違っていたときにはどのように取り繕われるのでしょうか。(?)

あら金氏におかれましては一度、次亜塩素酸を含む塩素化合物に明るい専門家2,3人に、オフラインで直接話を伺うことをお勧めいたします。

Taurus氏におかれましては、労力を考えると現実的ではないとのことですが、いくつか文献を探されてはいかがでしょうか。出典さえ明らかであれば、理論を理解できな い方でも、とりあえず納得されることと思います。(?)

塩素も特有な臭気をもっていますし、次亜塩素酸も特有な臭気をもっています。加水分解については逆反応もありうります。(次亜塩素ソーダに酸を加えればどうでしょうか?中性やアルカリ性であっても化学平衡の問題ですから塩素が存在しないないとは論じられません)。塩素が無臭であるならともかく「次亜塩素酸の臭気が塩素臭である」と言い切るのであれば根拠は必要でしょう。「次亜塩素酸の臭気も塩素臭とよばれる」という趣旨であれば異論はございませんあら金 2006年2月1日 (水) 14:38 (UTC)[返信]
データを見つけました。です。したがって生体での中性から弱酸性条件では平衡定数より塩素濃度よりも次亜塩素酸の濃度が高いということはありません。それ故、「次亜塩素酸の臭気も塩素臭とよばれる」と書くのが妥当と考えます。あら金 2006年2月2日 (木) 16:07 (UTC)[返信]
セカンドオピニオンを提示しなさいという要望なので、会社の同僚(化学の理学博士)達に聞きました。
  • 塩素の塩素臭と次亜塩素酸類(カルキ臭)は別物の臭い。
  • 成書で次亜塩素酸の臭いが塩素臭としている例は知らない。カルキ臭や刺激臭と混同しているのではないか?

です。ご報告まであら金 2006年2月3日 (金) 09:34 (UTC)[返信]

一応参考までに。東京化学同人の化学事典には次亜塩素酸ナトリウムの項に塩素とは異なる不快臭を持つという旨が記されています。個人的な経験でも塩素ガスと次亜塩素酸ナトリウム水溶液の臭いはそれなりに違いがあると思います。
さらに塩化ニトロイル(NO2Cl)のように水に溶けても次亜塩素酸を生じない物質でも「塩素臭」を持つとされているので、塩素臭は亜酸化塩素のにおいのことであるとは少なくとも化学者の立場からは言えないと思います。
ただし、一般の人には塩素ガスそのものを扱って嗅ぐ機会はまずないでしょうし、消毒に使う次亜塩素酸塩のことを「塩素」と呼んでいるという事情もありますので、カルキ臭(亜酸化塩素の臭い?)=塩素臭という認識になっていると思われます。
しかし、これは素人のPOVということになると思いますので、それなりの解説をつけないと(特に化学系の人間から見たときに)正確性が危うい状態になるでしょう。銀猫 2006年3月9日 (木) 14:14 (UTC)[返信]

もう1つの問題点である「次亜塩素酸から二塩化一塩素が生成するのか」についてはどうなのでしょうか?主張者が証明責任を負うのは当然の事で、探すのか大変だから、あるいは面倒だからといってこれを免れることは出来ません。科学的・客観的に議論を進めたいのであれば証拠を提示する必要があります。ご自身の記憶違いである可能性を否定できません >>Taurusさん(本件では否定の証明ではなく存在の証明になっています)。

また、これまでの議論では化合物それぞれのにおいについて示されてきていますが、逆にプールなどのにおい(塩素くさい・カルキくさいといわれるにおい)が

  1. HClO そのもののにおい
  2. HClO + HCl → Cl2 + H2O によって生成する Cl2 のにおい
  3. 2 HClO → Cl2O + H2O によって生成する Cl2O のにおい (現状での記述、Taurusさんが主張、あら金さんが疑問を提示)

のいずれか、あるいはそれらの混合物なのか、または現時点では明らかでないのかがいまひとつはっきりしていません。まず 3 についてWikipedia:出典を明記するに従い参考文献を提示する必要があると思います。上記平衡定数についても出典(参考文献)があるとありがたいです。

  1. くだんの平衡定数の出典は"次亜塩素酸,平凡社世界百科事典CD-ROM版Ver1.22,1998."です。あら金 2006年3月10日 (金) 18:05 (UTC)[返信]

なお、ページが見づらくなっていたので一部段落・改行を編集させていただきました。議論に参加なさる方は署名(~4つ)を入れてくださるとありがたいです。Calvero 2006年3月10日 (金) 00:38 (UTC)[返信]

ありがとうございます。少し調べてみたところ、古いデータで申し訳ないのですが、Muir, M. M. P.; Morley, H. F. Watts' Dictionary of Chemistry; Longmans, Green, and Co.: London, 1912, vol. 2 の "Oxides of Chlorine" の項に "Cl2O is anhydride of HClO, ... The anhydride Cl2O cannnot be obtained from solutions of the acid; Cl2O is prepared by the action of Cl on dry HgO" また "An aqueous solution of HClO smells like Cl2O. It is very easily decomposed into Cl and HClO2 aq:..." とありました。ご参考まで。Calvero 2006年3月10日 (金) 19:49 (UTC)[返信]