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ノート:次亜塩素酸カルシウム

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  • さらし粉の化学式について疑問があります。水酸化カルシウムに塩素を不十分に通じた場合にさらし粉が生成するということは、高度さらし粉でないさらし粉は何らかの混合物になっているのではないでしょうか。---Redattore 2005年12月13日 (火) 06:15 (UTC)[返信]
おそらく製法が間違いです。水酸化カルシウムの水溶液に塩素を通じるとさらし粉が生成します。これは反応式から予想されるとおり、塩化カルシウムと次亜塩素酸カルシウムの複塩です。Ca(ClO)2・CaCl2・2H2Oと表記されている例が多いようです。項目に書いてあるのはこの式を1/2にしたものですね。
ここに水酸化カルシウムを加えてやるか、もともと濃い水酸化カルシウム水溶液を用いると塩化カルシウムは溶けたままで次亜塩素酸カルシウムと水酸化カルシウムが共沈してきます。この沈殿が高度さらし粉です。このような製法なので実際の高度さらし粉は純粋な次亜塩素酸カルシウムではなくCa(ClO)2・nCa(OH)2というような化学式になります。銀猫 2006年3月9日 (木) 14:52 (UTC)[返信]

教えていただくばかりでは申し訳ないので、私の方でも調べてみました。いかがでしょうか。---Redattore 2006年3月11日 (土) 11:00 (UTC)[返信]

  • さらし粉の主成分は、Ca(ClO)2・CaCl2・2H2Oだが、不純物としてCa(OH)2やCa(ClO3)2を含む。Ca(OH)2は合成中に未反応のまま残った消石灰である。
  • さらし粉の製法は2種類あり、回分式、連続式と呼ばれる。いずれも次の反応によってさらし粉を製造する。さらし粉は高温で分解するが、以下の反応は発熱反応であるため、45度以下で反応させる必要がある。
2Ca(OH)2 + 2Cl2→CaCl2・Ca(ClO)2・2H2O
  • 回分式では、レンガで作った反応室の上部から粉末状の消石灰を入れ、同時に塩素を通じる。連続式では、らせん状のねじを組み込んだ鉄管中で消石灰を上から下に徐々に移動させながら塩素を通じる。
  • さらし粉は不純物が含まれていないとしても、漂白作用に無関係なCaCl2を重量当たり約1/2も含んでいる。Ca(ClO)2だけを生成できれば、より強い作用が期待できる。これが高度さらし粉Ca(ClO)2・3H2Oである。高度さらし粉を生成するには、濃厚石灰乳に塩素を通じ、沈殿した次亜塩素酸カルシウムを濾過で集め、乾燥させれば良い。さらし粉よりも高度さらし粉の方が安定である。
  • 高度さらし粉の製法において、沈殿ではなく不溶解分の分離工程を追加し、乾燥工程を省いて液状のまま用いたのがさらし液である。高度さらし粉と同様、さらし粉に比べ有効塩素量が増すが、製品としては不安定になるという欠点を持つ。
Ca(ClO)2・3H2Oについては次亜塩素酸カルシウムと呼んでしまったほうがいいと思います。実際に市販されている高度さらし粉の組成は前述の通りで、Ca(ClO)2・3H2Oといえるほど有効塩素量が高くありません。市販の高度さらし粉を少量の水に溶かして不溶物(水酸化カルシウム)を濾過で除去してから真空乾燥すればCa(ClO)2・3H2Oが得られます。銀猫 2006年3月21日 (火) 03:43 (UTC) マークアップ修正 --Maxima m 2009年12月25日 (金) 10:40 (UTC)[返信]
私は化学に明るくないため、本文を修正していただけると助かります。---Redattore 2006年3月25日 (土) 17:23 (UTC)[返信]

改名提案

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「さらし粉」は製品名ですが、本文は化学的な内容だけなので、主たる物質名である次亜塩素酸カルシウムへの改名を提案します。--あら金 2009年12月24日 (木) 21:48 (UTC)[返信]

賛成 現在の本文は次亜塩素酸カルシウムの記述が主なので、改名は適切だと思います。ただ「さらし粉」という製品名も一般的に広まっている以上、「さらし粉」項目に対する配慮をするべきかとも思います。--Meterbands 2009年12月27日 (日) 14:46 (UTC)[返信]

実施しました。--あら金 2010年1月20日 (水) 07:45 (UTC)[返信]