ノート:社会的動物
社会性昆虫はすでに項目があります。それと、この文章の動物に関する部分は、先入観に類するものが多いように思います。他の方のご意見を伺いたいけれど、どうも生物分野の記事にはなり得ないし、社会学方面でこんなのが一人歩きされるのも問題多し、という気がしますが。百科事典の記事と言うよりはエッセイですかねえ。--Ks 2006年1月23日 (月) 12:05 (UTC)
- 社会という概念も広範囲に及ぶ所では在りますので、エッセイじみてるのは否定しません。社会性昆虫に関しては、サムライアリに関連してリンクしてみました。幾つかの記事にある赤リンク解消の初版…という意図も在り、また個人的興味の延長で書いた所でも在るので、他の方の記述に期待したいところでは在ります。小生としては「社会」という構造の上から述べたに過ぎず、また社会学(社会科学・哲学・社会心理学も?)の各々の分野に於いての記述は及ばない所でも在ります。特に生物学の分野では他の方に譲りたく思っています。夜飛 2006年1月23日 (月) 13:18 (UTC)
- ただですね、この文章、具体的内容としては生物学なんですよね。だから、そこを生物学として手を入れたら、全体ずたずたにせざるを得ないと思うんですが。生物学では社会的と言うより、社会性だろうし。そのあたり、いかがお考えですか。あと、他の方のお考えも伺いたいですね。--Ks 2006年1月23日 (月) 14:52 (UTC)
- 元々は人間を指していた語であるために、本項へのリンクは、主に人間(単なるヒトではなく、社会に属するヒト=人間)を強調する意図で同語へのリンクを随所に作った訳ですが、その反動で、ついヒト以外の社会的動物を列記してしまった…という小生のひねくれ加減が無用な混乱を招いているようで、申し訳ありません。概要部分では社会と人間の関係を重点的に記述したくもあったのですが、そうなると「人間」の項や「社会」の項と重複し過ぎる気もしたため、斯様な有様になってしまいました。ただ生物学分野に於ける動物(野生動物)の社会性(?)は読者にとって(人間社会を考察する上でも)興味深い示唆を含むと思われます。個々の動物における事例などの列記は、最初に余り意識せずに文章を書いて、後から項目分けをしてしまったので、余り整理されていません。方々にある前振り部分を削って、各々の項目(事例ごとに下位項目を並べるなどして)で掘り下げた記事とすると、前後の連結性は無くなりますが、すっきり纏まりそうでは在ります。
- あちこちを辿っている最中に社会生物学という項も読んだのですが…生物学分野に於ける「社会」と云う言葉は、一般に云うところの人間の社会とは別の意味を含みそうですね。ちょっとこの辺りも考慮しないとうまく纏まらないかも…また今度、もっと全体的にまとめてみようと思います。夜飛 2006年1月23日 (月) 15:57 (UTC)
哺乳類なんかで育児期の母子関係以外の要素、例えば父親の役割を果たす雄の存在なんかがあったりすると、それはかなり高度な社会性を持つことを意味しているんですよね。ですから、「家族」の存在だけでも社会性を持つと言えるんです。通常雄というのは自分と性的な関係にあった雌の産んだ子供が自分の子供であることを正確に確認するのは困難なので、かなり社会性の発達した動物でないと「父親」の機能というのは生じないんです。また、日本のサル学が個体識別法を導入するまでは、人間以外の動物、例えばチンパンジーなんかの「群れ」には社会なんてあるはずがなくて、そこには雄、雌とその子供、未成熟の若者というふうに記号化されうる個体が無秩序に集まっているだけで、そこに特定の他者個体を認識した特殊関係の成立はありえないとされていたんですね。それが個体識別法によって打ち崩されたんです。ですから、動物に対する正確な知識がないままに人文科学の内部で形成された人間の社会の本質に対する議論を紹介した上で、それに対する動物学における社会性の研究から投げかけられたアンチテーゼ、さらにそれを受けた人文科学側での人間の社会性に関する再検討というふうに構造化して執筆しないと、かなりごちゃごちゃになって、単に無秩序に実例や仮説を寄せ集めたわかりづらい形になってしまいます。--ウミユスリカ 2006年1月23日 (月) 23:07 (UTC)
- うぅむ…思い付きの延長でポロっと書いてみたけど、掘り下げるとエライ事に…。確かに父性はかなり高度な社会性の発露ですね。ちょっと冒頭文は取り急ぎ修正します。
- サル研究ではそんな事情もありますか!個を追跡調査しないとそれが役割を担っているのか、それとも単に群れているだけなのか判らないと云う点は興味深いです。このままでは贅肉が多すぎて、他の方が手を出し辛いかも…一旦、記事をシェイプアップする事にします。夜飛 2006年1月24日 (火) 13:02 (UTC)
- 夜飛さん、まずは大部の記事の執筆おつかれさまです。ただ、KSさん、ウミユスリカさんのおっしゃるように、「社会的動物」の問題は、哲学の「(アリストテレスからラマルク、メルロ=ポンティらにいたる)人間⇔動物 問題」をはじめとし、心理学、生物学、社会学、政治学、経済学など、多岐にわたって研究され、それぞれの分野での一定の研究の成果はあるでしょうが、トータルな「結論」はでていない問題だと思います。とくに、人間自身が『社会的動物』であると自認しているため、研究者各人の『どういう社会がいいか』ということを暗黙の前提にとった主観性が、研究の結果に反映されやすい問題だと私は思います。そこで、おっしゃるように、記事を一旦シェイプアップ(不要とおもわれる部分をコメントアウトしておかれては いかがでしょうか?)されて、加筆を待つというのはいかがでしょうか。それと、コメントアウトの形ででも、参考にされた文献をあげておかれると批判しやすいと思います。個人的には、「野生動物にあって母親・子供という立場(役割)しかない場合には、これだけをもって社会的動物であるとは呼ばれない。(記事より)」という箇所が、事実なのかどうか、つまり20世紀後半のジェンダー研究がすすんだ時代の動物行動学のうえで、「母子関係を生活の基幹にする動物(
シロクマ、イルカなど)が社会的動物とよばれない 」といいきっていいのか、と素人ながら思いますし、「今日に於いて地球上で最も複雑な社会構造を構築して生活している動物は人間(ヒト)をおいて他には無い(記事より)」という表現も、アリ、ハチなどの複雑で精緻な社会構造に対する知見を得た現在では、偏ったPOVではないかと思います。「複雑な社会構造を構築して生活している哺乳類としては人間(ヒト)が代表的であるが、」あたりの表現でいいのではないでしょうか。上の議論でもありますように、「社会的動物」は、「社会的昆虫、社会を構成する哺乳類」の上位概念ですでの、「動物」を哺乳類に特化して言及するのは、カテゴライズのうえからも、危険であると思います。もし、「社会的動物といわれている人間」についての言及が必要でしたら『人間の場合』などの節をたてて、言及するべきではないかと思いました。その点、英語版はPOVになりやすいいいきりを避け、各動物にはリンクをはって、簡潔にまとめられていると存じます。あとになりましたが、夜飛さんの誠実なご努力に敬意を表します。以上、長くなりましたが、おゆるしください。Toki-ho 2006年1月25日 (水) 01:43 (UTC)
- 夜飛さん、まずは大部の記事の執筆おつかれさまです。ただ、KSさん、ウミユスリカさんのおっしゃるように、「社会的動物」の問題は、哲学の「(アリストテレスからラマルク、メルロ=ポンティらにいたる)人間⇔動物 問題」をはじめとし、心理学、生物学、社会学、政治学、経済学など、多岐にわたって研究され、それぞれの分野での一定の研究の成果はあるでしょうが、トータルな「結論」はでていない問題だと思います。とくに、人間自身が『社会的動物』であると自認しているため、研究者各人の『どういう社会がいいか』ということを暗黙の前提にとった主観性が、研究の結果に反映されやすい問題だと私は思います。そこで、おっしゃるように、記事を一旦シェイプアップ(不要とおもわれる部分をコメントアウトしておかれては いかがでしょうか?)されて、加筆を待つというのはいかがでしょうか。それと、コメントアウトの形ででも、参考にされた文献をあげておかれると批判しやすいと思います。個人的には、「野生動物にあって母親・子供という立場(役割)しかない場合には、これだけをもって社会的動物であるとは呼ばれない。(記事より)」という箇所が、事実なのかどうか、つまり20世紀後半のジェンダー研究がすすんだ時代の動物行動学のうえで、「母子関係を生活の基幹にする動物(
- Toki-hoさんの意見を参考にして、もう一歩シェイプしてみました。ご意見感謝。ああ…なんか、まだまだっぽい。夜飛 2006年1月25日 (水) 14:55 (UTC)