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ノート:私小説

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私小説と見なされる代表的作品として列挙されたものを見ると、何でもかんでも私小説と見なしてしまっているような危うさを感じますが、一方では、こんなものまで私小説にしちゃっていいならもっと代表的な作品があるぞと思うのです。少なくとも以下の作品の追加は必要だと考えますが、本文を編集する前に、皆様のご意見をお伺いしたいと思いますので、ぜひ忌憚のないご批判をお待ちしています。                                                                                    ●泉鏡花「女客」 ●芥川龍之介「大道寺信輔の半生」「歯車」「或阿呆の一生」 ●里見弴「今年竹」「多情仏心」 ●永井荷風「濹東綺譚」 ●室生犀星「或る少女の死まで」 ●横光利一「御身」「春は馬車に乗って」 ●内田百閒「山高帽子」「実説艸平記」 ●堀辰雄「風立ちぬ」「晩夏」「幼年時代」「花を持てる女」 ●高見順「如何なる星の下に」「この神のへど」 ●坂口安吾「わたしは海を抱きしめていたい」 ●梅崎春生「日の果て」 ●武田泰淳「めまいのする散歩」 ●福永武彦「草の花」「忘却の河」「幼年」 ●中村眞一郎「四季」四部作 ●三島由紀夫「椅子」「独楽」「蘭陵王」 ●中井英夫「屋漏」「燕の記憶」「黒鳥譚」「見知らぬ旗」「日蝕の子ら」 ●円地文子「朱を奪うもの」 ●遠藤周作「哀歌」 ●小島信夫「抱擁家族」 ●安部公房「終りし道の標べに」「笑う月」 ●倉橋由美子「パルタイ」 ●尾辻克彦「肌ざわり」「父が消えた」「レンズの下の聖徳太子」 ●田中小実昌「自動巻時計の一日」「ポロポロ」「アメン父」「ないものの存在」 ●都筑道夫「猫の舌に釘を打て」 ●高橋源一郎「さようならギャングたち」 ●野坂昭如「一九四五・夏・神戸」 ●小田実「タコをあげる」 ●開高健「見た揺れた笑われた」「耳の物語」 ●石原慎太郎「わが人生の時の時」 ●江藤淳「一族再会」 ●臼井吉見「安曇野」 ●後藤明生「挟み撃ち」 ●古井由吉「中山坂」 ●藤枝静男「空気頭」「悲しいだけ」 ●山口瞳「江分利満氏の優雅な生活」 ●稲垣足穂「弥勒」 ●中島敦「狼疾記」 ●森敦「意味の変容」 ●小林信彦「冬の神話」 ●森茉莉「気狂いマリア」 ●生島治郎「片翼だけの天使」 ●永山則夫「木橋」                                                                                 ずいぶんあるものですね。それでも私が実際に読んだことがある小説に限定しました。すぐにわかるはずですが、この中には、私小説のミステリーや、私小説のファンタジー、私小説の歴史小説まで入っています。たぶん私小説のSFもどこかにあるはずです。でも何回も追加編集して疲れちゃったのでこれくらいにしておきましょう。--Vanitus 2009年11月5日 (木) 11:17 (UTC)[返信]