ノート:第四次世界大戦
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社会論・戦争論の学者 ネグリとハート、カルドーらの学者は、戦争の概念と今後の戦争の形態議論を整理すると、米ソ冷戦こそ、第三次世界大戦であったと主張している。冷戦中のベトナム戦争も、北ベトナムが支援するベトコンとの戦闘であり、人類は核兵器を手にした瞬間、世界最終戦争は事実上無くなった可能性が高いといえる。米ソ冷戦は核兵器を持ったが故の新戦闘形式となり、それが冷戦であった。対テロ戦争こそは、第四次世界大戦であり、新しい戦闘形態で行われている世界大戦である。
この第四次世界大戦は、ブッシュ大統領が2001年に新しい戦争を世界に向け宣言している。直接血が流されるようなことが少なくなり、戦闘や勝利も無く、永く続く。国家や国境の概念は希薄になり、経済がグローバル経済という一つの経済に収束することにより、もはや国家と国家による総力戦争や、核戦争は非現実的な戦争手段になりつつある。
国家と国境、国民を持たない、グローバルなテロリストなどによる核爆発を含めたテロとの戦いこそ、第四次世界大戦であると考えられている。