ノート:誘電率
主な物質の比誘電率
[編集]2004年7月25日 (日) 23:40 (JST)の61.44.55.73さんの編集で追加された「主な物質の比誘電率」ですが、値は正当なものでしょうか? 例えばダイヤモンドの比誘電率が16.5とされていますが、ダイヤモンドの屈折率は2.417なので、比誘電率は5.8程度のはず。またガラスの比誘電率が5.4~9.9とありますが、眼鏡用のガラスの屈折率は1.5~1.9程度[1]で、比誘電率は2.3~3.6程度だと思うのですが、私の勘違いでしょうか? --Daddy t3 2006年4月27日 (木) 21:46 (UTC)
- 手持ちの教科書『裳華房テキストシリーズ物理学【電磁気学】』(2004年第七版、ISBN 4-7853-2089-3)の140ページ「表7.1 種々の物質の比誘電率(20℃)」を見ると、確かにダイヤモンドの比誘電率が16.5だと書いてありますね。しかし『理科年表(平成18年)』では、20℃で5.68だと載ってます。……ソースとしてどちらが信用できるかと言えばもちろん天下の『理科年表』ですし(前者は誤植?)、Daddy t3様の主張するように(ダイヤの屈折率n、真空での光速c、ダイヤ中の光速v、ダイヤの比透磁率を1と仮定すれば)、n=c/v, c=(ε0μ0)-0.5, v=(εμ)-0.5、εr=ε/ε0の関係から5.68が正しい値だと思います。……ガラスの比誘電率については、『理科年表』ではソーダガラス7.5、鉛ガラス6.9とあります。2.3~3.6という計算には(上と同様の仮定の下に)同意しますが、メガネ用のガラスが特殊なのでは?--Five-toed-sloth 2007年5月24日 (木) 13:12 (UTC)
- 比誘電率、ちょっと調べました。で、一つ大事なことを見落としていたことに気付きました。周波数依存性。屈折率と言った場合だと赤外なのか可視なのかはわかりませんが、暗黙のうちにその辺りの周波数を仮定していると思うのですが、(比)誘電率となると周波数を出さずに列挙しても意味がないんじゃないだろうかと思えてきました。今回、朝倉書店の「新版 物理定数表」第3刷(1981年)という本で調べました。ダイヤは5.5で、赤外領域の異常分散はなし(163ページ)。並ガラス(ソーダガラス)は1MHzで7.2~7.6、普通硬質ガラス(JIS2級硬質)と超硬質ガラス(JIS1級硬質)は1MHzで4.0~4.9、石英ガラス(水晶、シリカ、コルツ)は1MHzで3.8(275ページ)。石英以外のガラスは可視光付近ではもっと誘電率が下がって、2.3とか3.6くらいになるのではなかろうかと思いました。意外と難しいと感じています。--Daddy t3 2007年6月29日 (金) 12:41 (UTC)
- 確かに難しいですね。私は、単に(比)誘電率と言った場合、かけられる電場が(動電場=電磁波ではなく)静電場である時の値だと思っていたですが。……まあとにかく本文の表のダイヤ16.5記述は、5コンマいくらか(資料によって揺れがありますね)に直しませんか?--Five-toed-sloth 2007年7月1日 (日) 14:22 (UTC)
- ダイアモンド、了解です。出展付きでお願いします。--Daddy t3 2007年7月2日 (月) 09:30 (UTC)
はい。暫定的に『理科年表』の方に準じて直しました(で、済みません……今日『理科年表』を見たら周波数依存性のことは明記されていました)。あと、これまた今日気付いたのですが「ゴム」と「紙」も『理科年表』の「ゴム(シリコーン、天然、イソプレン)」・「クラフト紙、ボール紙」とはやや食い違っていますね。自分としては、単にゴム・紙としている61.44.55.73さんよりも種類を指定している『年表』の方が信頼できると思うのですが。--Five-toed-sloth 2007年7月2日 (月) 15:39 (UTC)
真空の誘電率の書き方ですが,-12のべき指数が8.854・・・に掛かっています.8.854・・・×10^-12(指数で書けないので^を使いました)と表示する方がよいと思います.
比誘電率への分割について
[編集]比誘電率の項目を比誘電率に分割することを提案したいと思います。Relative_static_permittivity にあるように現在18の言語で比誘電率は別項目となっています。誘電率そのものの議論と個別の物質に関する議論を分けるためにも分割したほうがよいと思います。--Cookie4869 2009年10月17日 (土) 19:26 (UTC)
- 移動しました。--Cookie4869 2009年10月23日 (金) 14:04 (UTC)