コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ノート:軍服 (近世ヨーロッパ)

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

「近世ヨーロッパ」とは?(Re:Uaaさんの書き込み)

[編集]

Bearbookさんは各国の軍服記事をナポレオン戦争以降に限定し、近世ヨーロッパについては別項でとお考えのようですね。
確かに、ヨーロッパの軍服はフランス革命によって大きく変化しました。 しかし、近代軍制に移行したのは17世紀中頃で、軍服に国毎の特色が現れるようになったのは18世紀です。従って、各国の軍服の変遷を語るには17世紀中頃又は18世紀からとするべきであり、ナポレオン時代で切ると流れがおかしくなると思います。そして、この事が新項軍服 (近世ヨーロッパ)と重複になるとも思えません。17世紀中頃から18世紀のヨーロッパの軍服と国毎の軍服の変遷は並立し得ると思います。
私は、軍服 (ドイツ諸邦)についても18世紀以降にすることを考えています。(軍服 (フランス)もそうするべきだと思いますが、自分では書くほど資料持ってないもので・・・)
そういう訳で、軍服 (イギリス)におけるBearbookさんの編集を戻させていただきました。
新項軍服 (近世ヨーロッパ)にも、暇があったら加筆したいと思いますので、よろしくお願いします。--uaa 2008年4月20日 (日) 09:34 (UTC)[返信]
(以上、のノートへのuaaさんの投稿)

う~ん、多分、Uaaさんと私とでは「近世」・「近代」と呼んでいるものの定義が少し違うんじゃないでしょうか。私が「近世」といっているのは、今ここで内部リンクしているそれぞれの記事で定義されている通り、16世紀以降の広義の「近代」の開始とともに始まり、狭義の(本格的な)「近代」の開始とともに終わる時代という、一般的な時代区分の基本線に従っています。したがって、Uaaさんのおっしゃる「近代軍制に移行した…17世紀中頃」から、「軍服に国毎の特色が現れるようになった…18世紀」までは、一般的な時代・国家・社会との関係からも「近世」で考察すべきで、従来の身分制社会を根底に置く国政から、本格的に国民国家と近代国家が始動し始め、少なくとも各国がその方向性を模索しだした時代と軍服との関わりとは別個に考えるべき、「ナポレオン時代で切らないと流れがおかしくなると思います」。

といってもUaaさんがおっしゃるとおり、18世紀までの軍服とナポレオン戦争期のそれで何もかも不連続的に変化するわけでもありませんし、それこそ17世紀以来連綿と、前の時代からある部分を継承しながら変化しているのでしょう。ただ、ここまで書いて気がついたのは、Uaaさんと私のもう一つの観点の違いとして、軍服そのものの変化だけでなく、それを「着る側」(近代国家との関係でいえば「着せる側」というべきか?)の変化をより重視している、という点があるのかもしれません。だから軍服_(ドイツ)はドイツ帝国成立以降を扱い、オーストリア・ハンガリー帝国成立以前と以降で、この国の軍服はほとんど連続的しつつ変化しているに違いないが、他のドイツ諸邦がプロイセン主導で「ドイツ」としてまとまったという状況との関係上、軍服_(オーストリア)は二重帝国成立以降としたわけです。(将来的に軍服_(ドイツ)から一部記事が充実のあまり「軍服_(第三帝国)」としてスピンオフするだろうな、という気はしますが、まあそれは別の話で…)まあこの辺も国によって随分でこぼこがあり、軍服_(アメリカ合衆国)などは、独立戦争が18世紀に始まっているので18世紀から記事が始まっていますが、これもこの国の成立事情によるので、一般的に18/19世紀で軍服の歩みを切り離して論じられるか否かとは別の観点からそうしています。まあこうした、近世~近代の断絶・連続の問題で一番悩ましいのは、図らずもUaaさんが心血を注いでおられるイギリスのような気がしますが。--Bearbook 2008年4月21日 (月) 14:08 (UTC)[返信]
私は国単位で考えています。確かに、フランス革命~ナポレオン登場によって国王の軍隊から国民の軍隊になったわけですし、その変革は君主制が続くイギリスやプロイセンにも及びました。しかし、国王の軍隊と国民の軍隊を含めた国家の軍隊が出来たは17世紀です。そして、フランスやイギリスはこの当時から、主は代わっても国の枠組みは変わってません。だから外国の軍服関係の書籍を見ても、イギリスの軍服の歴史を扱ったものは清教徒革命又はチャールズ2世の時代からというのが多いです。フランスもルイ14世が軍を掌握して国家の軍隊としたのがこの頃で、国王の軍→国民の軍→皇帝の軍→・・・・と変わっても、ずっとフランス軍なわけです。また、この間ドイツ・オーストリアは国の枠組みが変化してますが、国別で考えるとナポレオン時代では切れません。
一方、ヨーロッパの軍服を時代で区切ると、17~18世紀/ナポレオン戦争/19世紀中頃~20世紀初頭/第一次世界大戦/第二次世界大戦/冷戦時代/20世紀~現在に分けることが出来ると思いますが、国毎にこれらの時代で区切ると、各記事が独立させられるとも思えません。
そういうわけで、私は各国の軍服の変遷は17世紀後半からとしたほうがいいと考えます。その上で、時代毎の軍服の変化と言うことでは、軍服 (近世ヨーロッパ)軍服 (ナポレオン時代)・・・という項目を別個に立ててもいいと思います。Bearbookさんのノートにも書いたように、その事によって重複になるとは思いません。--uaa 2008年4月23日 (水) 18:42 (UTC)[返信]