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ノート:通り字

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複数の問題:虚偽の出典情報など

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記事の出だしから見出し語と読みが違っているとか、「だ・である調」と「です・ます調」が混在してるとか、カテゴリがついてないとか、本文の説明にも怪しい部分があったり、付記されている出典情報もでたらめなので注意してください。

出典として挙げられている書籍は次の8冊。

  1. 田中義成『日本姓氏語源辞典』、東京堂出版、1994年。ISBN 978-4490103685
  2. 太田亮『姓氏家系大辞典』、角川書店、1963年
  3. 角田文衛『日本の名字と家紋』、吉川弘文館、2008年。ISBN 978-4642079647
  4. 樋口清之『名字の歴史』、講談社、1970年
  5. 佐伯有清『日本古代氏族事典』、雄山閣出版、1994年
  6. 山田忠雄『日本人の姓・名・名字』、教育出版、1992年
  7. 網野善彦『日本社会の歴史』、岩波書店、1997年
  8. 笹山晴生『日本中世政治史研究』、東京大学出版会、1994年

それぞれ検証すると、

  1. 該当書籍なし。ISBNはチェックディジットが誤っており、これを訂正するとISBN 978-4490103687となるが、河部利夫、中村義編『新版世界人名辞典 東洋編 増補版』(東京堂出版、1994年)が該当する。また、書名で調べると、宮本洋一『日本姓氏語源辞典』(示現舎、初版は2017年、第4版が2023年)はある。
  2. 書籍は存在するが、各氏の通字がどの漢字なのかは記述されているものの、通字の意義やルールといった概論的な説明はない。
  3. 該当書籍なし。ISBNはチェックディジットが誤っており、これを訂正するとISBN 978-4642079648となるが、新谷尚紀、岩本通弥編『都市とふるさと』(吉川弘文館、2006年)が該当。書名で調べると、武光誠『知っておきたい日本の名字と家紋』(角川ソフィア文庫、2007年)がある。
  4. 該当書籍なし。森岡浩監修『名字の歴史』(宝島社、2021年)、奥富敬之『名字の歴史学』(角川選書、2004年。講談社学術文庫、2019年)はある。後者は、第4章(角川選書版だとpp.164-171)に通字について解説あり。
  5. 書籍は存在する。しかし、名前が漢字2文字になる前の時代がターゲットなので、通字は無関係。
  6. 該当書籍なし。書名は、大藤修『日本人の姓・苗字・名前』(吉川弘文館、2012年)が似てる。これも70ページあたりに通字について解説あり。
  7. 書籍は存在する。岩波新書で上・中・下の全3巻。上巻の183ページに弘仁・貞観文化の唐風文化隆盛の実例のひとつとして「通り字」に言及されているが、「通り字」が何なのかについての説明はない。
  8. 該当書籍なし。書名で探すと、上横手雅敬『日本中世政治史研究』(塙書房、1970年)がありますが、嵯峨天皇の子の名前については言及されていない。

通り字については、諱#日本における通字に比較的長めに解説されていますが、そちらは現状、無出典です。今後の編集方針としては、「諱」の方を簡略化し具体例は1、2件程度に留めておいて、「通り字」の方に他の具体例を集約する形で全面的な改稿をお願いしたいです。自分で書くとは約束できないので申し訳ないですが、とりあえず読者のかたに注意喚起をしておこうと思いました。--宝物庫会話2024年12月21日 (土) 14:37 (UTC)[返信]