ノート:金妍兒/練習妨害発言に関する記述改定案 (Bluebell)
練習妨害発言
[編集]2009年世界選手権の直前に韓国SBSで放送されたインタビューで「競争相手の選手に試合直前の練習を妨害された」「特に今回の四大陸選手権では少しひどいという印象を受けた」と発言した[1][2][3][4]。金は具体的な選手名を挙げなかったが[1][5]、SBSが四大陸選手権の6分間練習中に金と日本人選手が交錯しそうになった場面を放映したことに加え、他の韓国メディアも「日本の選手達が組織的に金の練習を妨害した」と断定して報じたことから[2][6][4][7]、韓国では日本選手に対するバッシングが過熱状態になった[8]。
日本スケート連盟は、ファンなどから「なぜ(韓国の報道に)抗議しないのか」などの声が殺到したことを受け、妨害行為を否定するとともに、金側から抗議を受けたことや国際スケート連盟から警告を受けたことはないと表明した[9][10]。さらに、韓国スケート連盟に報道の経緯説明を求める文書を送付し、国際スケート連盟にも報道への見解を問う文書を提出した[11][12]。これに対し韓国スケート連盟は、金の発言は特定の国や選手を名指ししたものではないと回答した[13]。
金は世界選手権のためにロサンゼルス入りした後の取材で「特定の選手に言及したことはない」と述べた[14][15]。世界選手権終了後、金に上記のインタビューをしたSBSのリポーターは、東京スポーツの取材に「『日本人に~』というのはSBS側が付け加えたもの」と答え、今回の報道は「韓国ファンの反日感情を煽り、対決ムードを盛り上げようとしただけ」と暴露した[16]。
脚注
[編集]- ^ a b 前田泰広「ライバルが練習妨害 キムヨナ選手主張」『読売新聞』2009年3月15日、第14版、第38面
- ^ a b 「<フィギュア>キム・ヨナ「日本選手に練習を邪魔された」『中央日報』2009年3月16日更新、2009年3月16日閲覧
- ^ 「日本スケート界、キム・ヨナの練習妨害発言にピリピリ」『朝鮮日報』2009年3月17日更新、同日閲覧、ウェブ魚拓(2009年3月17日 22:52 (JST) に記録)
- ^ a b 「フィギュア:ヨナ妨害発言に日本スケート連盟が声明」『朝鮮日報』、2009年3月20日更新、同日閲覧、ウェブ魚拓(2009年3月20日 10:31 (JST) に記録)
- ^ 「ハーフタイム」『朝日新聞』2009年3月20日、第14版、第23面
- ^ チョ・ヒョンサム記者「日本スケート界、キム・ヨナの練習妨害発言にピリピリ」『朝鮮日報』2009年3月17更新、同日閲覧、ウェブ魚拓(2009年3月17日22:52 (JST) に記録)
- ^ 「キム・ヨナ衝撃発言…日本選手が練習妨害」『デイリースポーツオンライン』2009年3月15日更新、2009年3月21日閲覧
- ^ 「キム・ヨナ『日本選手が妨害』 韓国で日本大バッシング」『J-CASTニュース』2009年3月17日更新、2009年3月21日閲覧
- ^ 「キム・ヨナ選手妨害を日本側否定 韓国報道にファンの抗議殺到」『47ニュース』2009年3月19日更新、2009年3月21日閲覧、共同通信社配信記事
- ^ 「フィギュアスケートに関する一部報道について」『日本スケート連盟ウェブサイト』2009年3月19日更新、2009年3月21日閲覧。ただし日本スケート連盟ウェブサイトのリニューアルにより、URLが当初のものから変更された。2010年3月7日に確認、リンク貼替。
- ^ 「金妍児の練習妨害報道、スケート連盟が韓国に調査要請」『読売新聞』2009年3月19日更新、2009年3月21日閲覧[リンク切れ]
- ^ 「韓国連盟にキム・ヨナの事情聴取を要求…日本スケート連盟」『スポーツ報知』2009年3月20日更新、2009年3月21日閲覧[リンク切れ]
- ^ 「韓国スケート連盟が回答 金ヨナ“妨害”報道で」『産経ニュース』 2009年3月23日更新、同日閲覧、ウェブ魚拓(2009年3月23日 22:33 (JST) に記録)
- ^ 「피겨 퀸 김연아, 세계선수권 우승 위해 LA 입성」『スポーツ朝鮮』2009年3月22日、同日閲覧
- ^ 「ロサンゼルス入りしたキム・ヨナ(3月23日)」 『聯合ニュース』2009年3月23日更新、ウェブ魚拓(2009年3月23日 20:15 (JST) に記録)
- ^ 「真央妨害報道 黒幕はヨナ母?」『東京スポーツ』2009年3月30日
要旨
[編集]趣旨
[編集]人物伝として必要充分な情報を網羅しつつも簡潔を心がけ、百科事典らしい文面とすることを目指して、この記述案を構成しました。大まかな流れとして、第一段落「騒動が起こるまで」、第二段落「日韓スケート連盟の対応」、第三段落「虚報として決着」という三段構成を採りました。
具体的なポイント
[編集]本記述案の具体的なポイントを、現在の最新版(「最新版」)やノート:金妍兒/練習妨害発言記述案(「私案」)との違いを織り交ぜつつ説明します。
- 1. 「2009年世界選手権の直前」
- 最新版や私案で「2009年3月14日」とされている箇所。具体的な日付より、どのような時期の発言だったか、がより重要と判断しました。
- 2. 「インタビューで『競争相手の選手に…受けた』と発言した。」
- 最新版では本文中で、私案では脚注で、金の発言を長く引用している箇所。百科事典の記述としては騒動の顛末を簡潔にまとめるのが適当であり、必要以上の引用は避けるべきと考えます。そのうえで、発言の要である「競争相手の選手に試合直前の練習を妨害された」と、インタビューの時期を考慮すると「特に今回の四大陸選手権…」は特に本文に取り込むべきかと思います。
- 3. 「金は具体的な選手名を挙げなかったが」
- 最新版では「金は日本人選手の具体名を挙げていないが」となっている箇所。そもそも金自身が「日本人」と言っていないのであれば、このように記述するのが適当です。
- 4. 「SBSは…場面を放映した」
- 私案では「SBSは…ナレーションを挿入し」とした箇所。SBSがテレビ局であること、ナレーションより映像の方が視聴者の印象に残ることを考慮し、かつ参照記事中に映像に関する記述があるため、最新版に近い形にしました。
- 5. 「これに対し韓国スケート連盟は…回答した。」
- 2と同じ。最新版では「大韓スケート連盟」とするところ、「韓国スケート連盟」としています。おそらく「大韓」が正式かつ韓国国内で通用する名称なのだと思いますが、日本語版としては「韓国」と書いた方が利用者の便宜をはかることになるからです(日本国内の新聞も「韓国」と表記しています)。なお、リンク切れになっているヤフーニュース(時事通信配信記事)の出典を外しています。時事配信記事にしか載っていないことを記述するならTemplate:リンク切れを貼って残すべきですが、産経のウェブ魚拓で内容がすべてカバー出来ているのであえて残す必要はないという判断です。
- 6. ロサンゼルス入りした後の取材で『特定の選手に言及したことはない』と述べた。」
- 2と同じ。
除去する記述
[編集]- 「この発言は、韓国人の金ファンがYouTubeに…状態になっている。」
- 人物伝としては、日韓で騒動になった旨を簡潔に記せば足りると考えます。著名人の言動について、インターネット上で騒ぎになったり、動画が投稿されたりすること自体はよくあることで、いちいち特筆する必要があるのか疑問です。SBSの著作権対応に恣意性の疑いがあることは、SBSで扱うべき問題かと思います。
- 「この騒動に関して、識者は…とコメントしている。」
- 途中段階のコメントを載せる必要性に疑問があります。特に、SBSプロデューサーの暴露(本案では第三段落)がある以上、内容的に重複する伊藤みどりのコメントは不要と考えます。
- 「また、浅田真央も記者の質問に答え、故意の妨害を否定した。」
- 浅田自らが会見を開いたならともかく、インタビューで聞かれたから答えたという程度のことを、特に取り上げる必要はないと思います。そもそも、本文中ではこれ以前に浅田の名前が出ておらず、唐突の感があります。
- 「この騒動により…多くなった。」
- 「一部の日本のスケートファン」の定義が曖昧なうえ、インターネットにおける一般人の反応を百科事典の人物伝に含む必要性に疑問を感じます。選手に対してバッシング気味の書き込みが多く見られる2ちゃんねるスケート板を例とするならなおさらで、参照先が外部ウィキであることも好ましくありません。