ノート:2012年チェコにおけるメタノール入り密造酒事件

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殺人事件かそうでないかについて[編集]

記事を作成なさったさえぼーさんは、私の改変前に記事に次のように記述していました。

チェコ史上においておそらく最も多くの人物が殺された事件のひとつではないかと言われている
太字は引用者片割れ靴下による

出典として示されていた “Life sentences handed out in Czech methanol scandal verdicts” を見てみると、たしかに “Czech methanol scandal which killed 50” と書かれておりました。これは、英語を直訳すれば「50人を殺したチェコメタノール騒動」などとなるもので、「殺された」と翻訳してしまうことに無理はないと思います。しかし、事件の概要を見る限りは日本語で言うところの「殺す」という表現は適切ではないと思いました。これは、人を殺害する目的・意図を以て密造酒を作ったものではなく、先進国的観点からすると「故殺・謀殺」には当たらないと考え、また、英語の “kill” は必ずしも「(人が)殺す」ではなく、“be killed” の形で「(事件・事故・病気で)死亡する」という意味もありますから、後者の意味で用いられたのだろうと勝手に判断したものです。

上記判断の元、「英語のkillは必ずしも故意による殺害を意味せず、日本語で言うところの「命が奪われた」のようなニュアンスで用いられることもあり、今回の場合「殺された」と翻訳するのは適切ではないと思います。殺人罪で起訴され、殺人罪が適用された判決が出たのなら、そのことを明記する必要があります。」という要約を付加し、上記記事引用箇所の「殺された」を「死亡した」に変更いたしました(差分)。するとさえボーさんは、「原文がthe biggest murder trial なので「死亡」ではないです。おそらくこれは戦時中の死亡などを除外するための表現だと思われます。」という要約とともに以下のように変更なさいました。

チェコ史上においておそらく「最大の殺人事件裁判」のひとつではないかと言われている
太字は引用者片割れ靴下による

正直に告白いたしますと、原文に “murder trial” という表現があるのは承知していましたし、築いていました。気づいていながらこれに言及しなかったのは、私に不利になる「証拠」であり、さえぼーさんがこれに気づかず、私の修正を受け入れてくれたら楽に事が終わるという、透明性ある運用が求められるウィキペディアにあっては正しくない・良くない行動であったと反省しています。それでも私も、30分以上の時間を掛けて、“Czech methyl alcohol trial”(チェコ メチルアルコール 裁判)とか “Czech methyl alcohol sentence”(チェコ メチルアルコール 判決)などとGoogle検索を行った上での行動でした。

先程、改めて記事の事件が「殺人事件」「故殺・謀殺」であったのかを調べました。これも言い訳になってしまうのですが、「殺された」を「死亡した」に変更した私の編集は、朝早くに目が冷めてしまったために、お布団の中からスマートフォンで行ったものであり、したがって、より詳細について検討できなかったという問題がありました。今回は、デスクトップパソコンから翻訳エンジンで “Czech methyl alcohol trial” をチェコ語に翻訳させた “Česká metanolová přelíčení” による検索や、チェコ版ウィキペディアの出典を翻訳エンジンで日本語に翻訳して概要を読んで見るといった事も行いました。

すると以下の文献が見つかりました。

  • [1] - seven of them have been charged with endangering public health and fac...(一部抜粋、彼らのうち7人は公衆衛生と...を危険に晒した罪に問われている)

上記出典は、私の主張を強化する可能性を秘めたものですが、オンラインでの購読で1万円以上掛かるものであり、お小遣いから出すにはあまりにも高い金額であり、続きを読むのに断念しました。

チェコ語 “Česká metanolová přelíčení” によるGoogle検索はあまりうまく行きませんでした。

チェコ語版ウィキペディアの出典ですが、これは大きな収穫があったと思います。

  • [2] - Může to být první doživotní trest ve Zlínském kraji. A také vůbec první v polistopadové éře udělený za obecné ohrožení a ne za vraždu.(Google翻訳に通すと「これはズリーン地方での最初の終身刑かもしれません。 また、11月以降の史上初の殺人ではなく、一般的な脅威に対して授与されました。」と変換される)

次にチェコの刑法を調べました。[3]では、英語訳されたチェコ刑法が見られます。この英語訳は OSCE Office for Democratic Institutions and Human Rights という民間団体が公表しているもので、したがって著作権法が定める「権利の目的とならない著作物」ではないのでコピペすることは控えますが、概要は次のとおりです。

第54条(例外的懲役刑) - 無期懲役と20年以上30年以下の懲役を例外的懲役刑とする。無期懲役は第140条(3)(特に凶悪な殺人)や第272条(3)(公衆の脅威)などの定めによってのみ科される。

第272条(公衆の脅威) - 危険物質で公衆の脅威を高めた者は3年以上8年以下の懲役に処す。こうした行動により故意に死を引き起こした(intentionally causes death)場合は12年から20年の懲役刑または例外的懲役刑に処す。

私は、これまで調べてきたことを総合するにこの事件は単なる殺人事件 (murder) として裁かれたのではなく、メチルアルコール入り毒酒を販売し、故意に死を引き起こした公衆に脅威をもたらした罪によって裁かれたのだと思います。 片割れ靴下会話2020年5月24日 (日) 06:59 (UTC)[返信]

  • それではこの記述は除去するのはどうですか?もともとの記述は英語のニュース記事の引用なので一応出典がある記述ですが、一方でチェコ語の機械翻訳というのは信用はあまりできませんし、そもそもチェコの法律用語や報道用語で殺人が日本と似たような形で分類されているかもわかりませんので、不明確だというのならば除去してもいいと思います。--さえぼー会話2020年5月24日 (日) 07:10 (UTC)[返信]