ハインリヒ・ローゼ
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ハインリヒ・ローゼ(Heinrich Rose、1795年8月6日 – 1864年1月27日)はドイツの鉱物学者、分析化学者である。1846年に新元素ニオブを再発見し、ギリシャ神話のタンタロスの娘ニオベーにちなんでニオブと命名した。
経歴
[編集]薬学者 Valentin Rose (1762–1807) の息子としてベルリンに生まれた。鉱物学者のグスタフ・ローゼ(en:Gustav Rose)は弟である。1823年からベルリン大学の教授を務めた。
ニオブの発見
[編集]1846年に化学的性質がタンタルと似ている新しい元素を発見し、タンタルと異なる元素であることを証明し、ニオブと命名した。1801年にチャールズ・ハチェットが発見し、コロンビウムと命名されたが(ローゼはハチェットの発見については知らなかった)、一旦はタンタルに統合された元素がニオブと同一であることが1846年に確認されたため、米英ではコロンビウム、日本を含む他の国ではニオブと呼ばれることとなった。1949年に IUPACにより名称がニオブに統一された。