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ハナツノハギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハナツノハギ
ハナツノハギ Pseudalutarius nasicornis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
: カワハギ科 Monacanthidae
: ハナツノハギ属 Pseudalutarius
: ハナツノハギ P.nasicornis
学名
Pseudalutarius nasicornis
Temminck & Schlegel, 1850
英名
rhinoceros leatherjacket

ハナツノハギ (鼻角剥、学名:Pseudalutarius nasicornis)は、フグ目カワハギ科に属する海水魚。本種のみでハナツノハギ属 Pseudalutariusを構成する[1]

種小名は「鼻に角のある」という意味。

形態

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体長は通常15cmほどで、最大19cm[2]。体型は細長く、側扁する。体色は淡い茶色から灰色。体側面に茶色の縦縞が二本入る。背鰭と臀鰭は黄色がかっており、尾鰭は暗褐色。成魚は体に黄色の斑点をもつ。背鰭の第一棘条は眼より前方に位置し、これが角のように見えることが和名の「鼻角」と英名の「rhinoceros」(サイという意味)の由来とされる。背鰭棘条は2本、背鰭軟条は合計43〜50本、臀鰭軟条は41〜46本。

生態

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インド西太平洋に分布し、日本でも南日本の太平洋側や琉球列島、八重山諸島で見られる。沿岸部のサンゴ礁や深場の砂地に生息する。幼魚は流れ藻に付着する。小型の無脊椎動物を捕食する。

人間との関係

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食用にはならない。アクアリウムで飼育される。

脚注

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  1. ^ Matsuura, K. (2014): Taxonomy and systematics of tetraodontiform fishes: a review focusing primarily on progress in the period from 1980 to 2014. Ichthyological Research, 62 (1): 72-113.
  2. ^ Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2006). "Pseudalutarius nasicornis" in FishBase. April 2006 version.

関連項目

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