ハルパロス
表示
ハルパロス(希:Ἅρπαλος、ラテン文字転記:Harpalus、?-紀元前323年)はギリシア人に見られる男性名である。
- マケドニアのハルパロス - アレクサンドロス3世(大王)に仕えた財務官。
- ギリシア神話におけるアミュクラスの子で、デレイテスの父[1]。
- アレクサンドロス大王に仕えた将軍カラスの父[2]。
- ケンソリヌスによって言及され、フェストゥス・アウィエヌスによって8年法を導入した、あるいはクレオストラトスによるそれに閏日の方式を導入したとされる人物。ハルパロスは16年周期を導入したが、これらがいかにして採用されたかは明確ではなく、それにはメトン以前の暦の曖昧な点に一つの特別な説明を与えるような価値はない[3]。
- 紀元前172年にマケドニア王ペルセウスによってペルガモン王エウメネス2世の詰問への回答をするためにローマに送られた使節団の団長。彼はローマ人を激しい口調で責めたため、ローマ人のペルセウスへの反感に油を注いだ[4]。
註
[編集]参考文献
[編集]- 森谷公俊訳、「ディオドロス・シクロス『歴史叢書』第17巻―『アレクサンドロス大王の歴史』訳および註(その一)」、2008年、『帝京史学』第24号所収[1]
- パウサニアス著、飯尾都人訳、『ギリシア記』、龍渓書舎、1991年
- William Smith(Ed), A Dictionary of Greek and Roman biography and mythology