ハンス・バイムラー (ミサイルコルベット)
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ハンス・バイムラー Hans Beimler | ||
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ペーネミュンデで保存されるハンス・バイムラー | ||
艦歴 | ||
起工 | 1985年 第190造船工場 | |
竣工 | 1986年10月28日 | |
所属 | ドイツ人民海軍 | |
除籍 | 1990年10月3日 | |
其後 | 保存艦として現存 | |
要目 | ||
艦種 | 対艦ミサイルコルベット | |
艦型 | 1241RÄ号計画型 | |
工場番号 | 01717 | |
排水量 | 基準排水量 | 392 t |
満載排水量 | 469 t | |
全長 | 56.9 m | |
全幅 | 10.2 m | |
喫水 | 3.59 m | |
機関 | 2倍膨張式巡航用ガスタービンエンジンDM76 2 基 | 10000 馬力 |
ブースト用ガスタービンエンジンPR77 2 基 | 24000 馬力 | |
推進 | 2軸推進 | |
電源 | ディーゼル発電機3 基 | 200 kWt |
速力 | 最大速度 | 42.0 kn |
巡航速度 | 13 kn | |
航続距離 | 1400 浬/13 kn 760 浬/42 kn | |
行動期間 | 10 日間 | |
乗員 | 43 名 | |
武装 | 艦対艦ミサイルP-20「テルミート2」連装発射機KT-138E | 2 基 |
76 mm単装両用砲AK-176 | 1 基(弾数314 発) | |
30 mm6砲身機関砲AK-630 | 2 基(弾数1000 発) | |
個艦防空用艦対空ミサイル9K32M「ストレラ2M」発射機MTU-4US | 1 基(弾体16 発) | |
レーダー | ミサイル管制・水上捜索照準レーダー「ガルプーンE」 | 1 基 |
射撃管制レーダーMR-123「ヴィーンペル」 | 1 基 | |
航法レーダー「キヴァーチ2」 | 1 基 | |
敵味方識別装置 | 「ニフロームRR」 | |
電子戦装備 | 電子戦対抗装置「ヴィーンペルR2」 | 1 基 |
チャフ・フレア発射機PK-16 | 2 基 |
ハンス・バイムラー(ドイツ語:Hans Beimlerハンス・バイムラー)は、ドイツ連邦共和国およびアメリカ合衆国のミサイルコルベット(Flugkörperkorvetten)である。ソ連で建造された1241型大型ミサイル艇の1 隻である。艇名は、ドイツ共産党の政治将校ハンス・バイムラーを記念したもの。彼は、ナチス・ドイツのダッハウ強制収容所から脱出し、その後スペイン内戦に参加して死亡したことで知られる、ドイツにおける共産主義の英雄である。
概要
[編集]ドイツ民主共和国(東ドイツ)では、1980年代にそれまでの205型大型ミサイル艇を置き換える目的で1241RÄ型対艦ミサイルコルベット(Flugkörperkorvetten der Projekt 1241 RÄ)の導入を実施した。ハンス・バイムラーは、その最終艇となる5番艇としてロシア共和国ルィービンスクのヴィーンペル設計局(現在のNPO「ヴィーンペル」)で建造された。1986年10月28日に竣工し、人民海軍に納入された。艇番号は、当初は775を与えられ、1987年に575に改められた。
1990年10月3日に東西ドイツが再統一されると、ハンス・バイムラーは他の同型艇3 隻とともに海軍を除籍された。しかし、その後も解体されず、ドイツ国内での保存が検討された。その結果、ペーネミュンデのペーネミュンデ軍事試験所(Heeresversuchsanstalt Peenemünde)で保存・展示されている。