ハンプシャー種
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ハンプシャー種(英: Hampshire pig)は、ブタの品種である。
イギリスのハンプシャー州を原産とするウェセックス・サドルバック種がアメリカ合衆国に輸入され、ケンタッキー州、マサチューセッツ州で改良を加えられた[1][2]。当初は輸入した人物名からMckyと呼ばれていたり、皮膚が薄いことからスインリンド種(Thin Rind)とも呼ばれていたが、1904年にはハンプシャーの呼び名で統一された[1][2]。
体色は黒。背から前肢にかけて幅10センチメートルから30センチメートルほどの帯状の白斑があり、原種であるウェセックス・サドルバック種に由来している。産子数はやや少なめではあるが、哺育能力には優れている。脂肪分が薄く、筋肉量が多いため、赤肉やロースに適している[2]。アメリカ合衆国では最も登録頭数が多い品種である[2][3]。
日本にも輸入されており、交雑用の種雄豚として数多く利用されている[2]。
出典・脚注
[編集]- ^ a b “豚の品種 ハンプシャー”. 一般社団法人 日本養豚協会. 2016年12月5日閲覧。
- ^ a b c d e “「新養豚全書」ハンプシャー種(Hampshire)” (PDF). 全国養豚協会. 2016年12月5日閲覧。
- ^ “豚に関する豆知識(5)ハンプシャー種”. 一般社団法人 日本養豚協会. 2016年12月5日閲覧。