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ハヴ・ギター・ウィル・トラヴェル (ボ・ディドリーのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ハヴ・ギター、ウィル・トラヴェル』
ボ・ディドリースタジオ・アルバム
リリース
録音 1955年7月14日 - 1959年9月
イリノイ州シカゴ[2][3][4]
ジャンル ロックンロール
リズム・アンド・ブルース
時間
レーベル チェッカー・レコード
プロデュース レナード・チェス
フィル・チェス
ボ・ディドリー
アルバム 年表
Go Bo Diddley
(1959年)
Have Guitar Will Travel
(1960年)
Bo Diddley in the Spotlight
(1960年)
『Have Guitar Will Travel』収録のシングル
  1. 「Cops & Robbers」
    リリース: November 1956[6]
  2. 「Say Man, Back Again」
    リリース: November 1959[7]
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ハヴ・ギター・ウィル・トラヴェル』(Have Guitar Will Travel) は、ロックンロールの先駆者でブルースを象徴する人物のひとりであるボ・ディドリーの3枚目のスタジオ・アルバム1960年チェッカー・レコードからリリースされた。

このアルバムのジャケット表面には、リチャード・ブーン主演のテレビ・シリーズ『西部の男パラディン (Have Gun – Will Travel)』の主人公パラディンが、毎回エピソードの中で差し出す白地の名刺 (calling card) を模したものが配置されている。写真の撮影場所は、ニューヨークブルックリン区のリヴィングストン・ストリート (Livingston Street) である[8]

前史

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収録曲のうち、「Cops and Robbers」は、1956年11月にチェッカー・レコードから、シングル#850 としてリリースされたものであるが[6]、そのシングルのB面曲「Down Home Special」は、このアルバムに収録されなかった。「Mona (I Need You Baby)」は、 1957年10月に「Hey! Bo Diddley」のB面曲としてリリースされていた。また、「Say Man, Back Again」は、1959年11月にシングルとしてリリースされていた[7]。さらに、「She's Alright」は、ボーカルのオーバーダブがないバージョンが「Say Man, Back Again」のB面曲となっていたが、それ以外の曲はいずれもアルバムのみのリリースであった。

収録曲のカバー

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このアルバムの収録曲のいくつかは、ブリティッシュ・インベイジョン期に数多くのバンドによってカバーされた[9]。「Cops and Robbers」は、1956年に歌手ケント・ハリス英語版が率いた Boogaloo and his Gallant Crew のバージョンがオリジナルであるが(このバージョンは、Frémeaux et Associés による『Road Songs』コレクションに収録されている)、この曲はローリング・ストーンズザ・マスターズ・アプレンティス英語版ウェイン・フォンタナ&ザ・マインドブレーカーズ英語版ダウンライナー・セクト英語版ジョージ・ソログッド英語版によってもカバーされている。

トラックリスト

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Side one
全作詞・作曲: 特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「She's Alright」特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)
2.「Cops and Robbers」(作詞・作曲:ケント・ハリス)特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)
3.「Run Diddley Daddy」特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)
4.「Mumblin' Guitar」特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)
5.I Need You Baby特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)特記のない限り、Ellas McDaniel(ボ・ディドリーの実名)
Side two
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「Say Man, Back Again」  
2.「Nursery Rhyme」  
3.「I Love You So」  
4.「Spanish Guitar」  
5.「Dancing Girl」  
6.「Come On Baby」  

パーソネル

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ライナーノーツによる[2][3][4]

チャート

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「Say Man, Back Again」は、R&B Singles chart で23位まで上昇した[10]

リリース

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地域 日付 レーベル フォーマット カタログ番号
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 1960年1月 チェッカー・レコード LPレコード LP-2974
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 1984年 チェス・レコード LPレコード CH-9187
コンパクトカセット CHC-9187

脚注

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  1. ^ “Reviews of This Week's LP's”. Billboard: 29. (January 4, 1960). 
  2. ^ a b Bo Diddley (1997). His Best (CD liner). United States: Chess Records/MCA Records. CHD-9373。
  3. ^ a b Bo Diddley (2007). I'm a Man: The Chess Masters, 1955-1958 (CD liner). United States: Hip-O Select. B0009231-02。
  4. ^ a b Bo Diddley (2008). Road Runner: The Chess Masters, 1959-1960 (CD liner). United States: Hip-O Select. B0011076-02。
  5. ^ a b c Bo Diddley. Have Guitar Will Travel (Vinyl sleeve). United States: Checker Records. Back cover. LP 2974。
  6. ^ a b “Reviews of R&B Records”. Billboard: 134. (November 10, 1956). https://books.google.com/?id=DAgEAAAAMBAJ&pg=PA47&dq=%22Say+Man,+Back+Again%22#v=onepage&q=%22Say%20Man%2C%20Back%20Again%22&f=false December 29, 2010閲覧。. 
  7. ^ a b “Reviews of This Week's Singles: Spotlight Winners of the Week”. Billboard: 47. (November 9, 1959). https://books.google.com/?id=DAgEAAAAMBAJ&pg=PA47&dq=%22Say+Man,+Back+Again%22#v=onepage&q=%22Say%20Man%2C%20Back%20Again%22&f=false December 29, 2010閲覧。. 
  8. ^ Musical Maps”. 2021年2月21日閲覧。
  9. ^ Eder, Bruce. “Overview: Have Guitar, Will Travel by Bo Diddley”. Allmusic. United States: Rovi Corporation. December 9, 2010閲覧。
  10. ^ ハヴ・ギター・ウィル・トラヴェル - オールミュージック