ハーグ条約 (1795年)
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ハーグ条約(1795年) | |
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署名 | 1795年5月16日 |
署名場所 | ハーグ |
締約国 | フランス第一共和政(国民公会)とバタヴィア共和国 |
ハーグ条約(ハーグじょうやく、英語: Treaty of The Hague)は、1795年5月16日にフランス第一共和政(国民公会)とバタヴィア共和国の間で締結された条約。
内容
[編集]条約により、バタヴィアはフランスにマーストリヒト、フェンロー、ゼーウス・フラーンデレン地域を割譲、第一次対仏大同盟に参戦した賠償金として1億ギルダーを支払うことに同意した。
さらに、フランスとバタヴィアは防衛同盟を結成、バタヴィアはフランスに低利子の大借款を提供した。オーストリア領ネーデルラントにおける「防壁要塞」[1]は解体され、フリシンゲン港は共同で領有するとした。さらに、秘密条項では戦争が終わるまでバタヴィアがフランスによる占領軍2万5千の経費を支払うことが定められた[2]。
脚注
[編集]- ^ ネーデルラント連邦共和国が防壁条約により維持していた要塞。
- ^ Schama, p. 207.
関連項目
[編集]- ハーグ条約(曖昧さ回避)
参考文献
[編集]- ISBN 0-679-72949-6. Schama, S. (1977), Patriots and Liberators. Revolution in the Netherlands 1780-1813, New York, Vintage books,
- Palmer, R. R. "Much in Little: The Dutch Revolution of 1795." The Journal of Modern History, Vol. 26, No. 1 (March 1954), pp. 15-35.