ハートフォード日本語補習校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハートフォード日本語補習授業校
所在地
ウェストハートフォード市, コネチカット州, PO Box 270013, アメリカ合衆国
情報
創立 1989年
使用言語 日本語
外部リンク
最終更新日 2022-04-22

ハートフォード日本語補習授業校(ハートフォードにほんごほしゅうじゅぎょうこう、: Japanese Language School of Greater Hartford)は、アメリカ合衆国コネチカット州グレーターハートフォード地区にある、同州最古の日本語補習授業校である[1]。2022年時点で71人の生徒が在籍しており[2]、日本の学校と同等のカリキュラムを教えていることで文部科学省から認可されている[3]

歴史[編集]

設立[編集]

この学校は、子供たちが日本語を学ぶための楽しい学習環境を望んでいた日本人家族によって1989年に[2]保護者が元の16人の生徒に教える「交換クラス」として設立された。当校の当初の目標は、日本人の子供たちがアメリカに滞在しながら日本語を学べるクラスを作ることであった。1990年には、保護者や教師を含む150人の日本人が通学しており、需要が増加したため[4]、1993年から非ネイティブが日本語コースを受講することを許可した[5]

非課税[編集]

1990年に、当校は独立した非営利団体であると認められ、連邦所得税が免除された[6]。なお当校は、非営利団体としての使命を「子供のための日本語学校の運営」としている[7]。なお、常勤の従業員はいない[7]

カリキュラム[編集]

当校は土曜日の午前9時から午後12時までで、国語2時間と算数1時間で構成されている。カリキュラムは、家庭での日本語学習を奨励し、支援することを目的としており、学校で開催されるイベント(運動会など)も、日本の文化社会についての学生の知識を充実させることが目的となっている[8]日本政府により、日本国籍を持つすべての生徒に無償で教科書が提供されている。

クラス[編集]

学校は4歳から15歳までの子供たちのためのクラスを提供しており[9]幼稚園から中学校レベルのクラスまで多岐にわたる[2]。また、母国語が日本語ではない生徒への日本語の授業も提供している。日本と同様に、学年度は3学期制で、4月に始まり3月に終わる。授業日数は最低合計40日である。

脚注[編集]

  1. ^ Drury, Dave (1989年5月20日). “New school to offer Japanese language and culture classes”. Hartford Courant (Hartford, Connecticut): p. B4  - Clipping from Newspapers.com.
  2. ^ a b c 教員の緊急募集のお知らせ(アーモスト及びハートフォード補習校)”. Ministry of Foreign Affairs of Japan. 2022年4月21日閲覧。
  3. ^ 北米の補習授業校一覧(平成25年4月15日現在):文部科学省”. warp.ndl.go.jp. 2022年4月21日閲覧。
  4. ^ 『海外子女教育施設便覧・補習授業校編』海外子女教育振興財団、1990年、246頁。 
  5. ^ (英語) The Survey Reports on Japan-related Regional Activities in the U.S.. Contributors: 国際交流基金日米センター. Japan Foundation Center for Global Partnership. (1993). pp. 178. ISBN 9784875400110 
  6. ^ Japanese Language School of Greater Hartford Inc”. www.guidestar.org. 2022年4月22日閲覧。
  7. ^ a b Japanese Language School of Greater Hartford”. www.causeiq.com. 2022年4月22日閲覧。
  8. ^ “みんなが協力し合うことを学ぶ学校” (Japanese). 月刊『海外子女教育』 (海外子女教育振興財団): pp. 3. (2022年9月1日). "課外活動として、運動会や新年会を行い、日本の文化に肌でふれる機会をつくっている。" 
  9. ^ JLGH - Admission Information” (英語). www.jlshartford.org. 2022年4月21日閲覧。

外部リンク[編集]