ハーベスター (ソフトウェア)
初版 | 2020年9月30日[1] |
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最新版 | 1.4.0
/ 2024年 11月 [2]
27日 |
リポジトリ | github.com/harvester/harvester |
言語 | Go |
ライセンス | Apache-2.0 license |
公式サイト | harvesterhci.io |
Harvester はオープンソースのクラウドネイティブなハイパーコンヴァージド・インフラストラクチャ(HCI)を実現するソフトウェアである。2020年にSUSEによって公開された。
RancherはKubernetesクラスターを管理するソフトウェアで、2020年12月1日、SUSEに買収されたRancher Labsによって作られた。Harvesterはrancherと統合する機能がv0.3.0で追加され、インフラストラクチャーとワークロードを「single pane of glas」で管理できる機能を備える。
概要
[編集]アーキテクチャ
[編集]ベアメタル
[編集]Harvesterは、ベアメタルサーバーに導入するように設計された、ベアメタルハイパーバイザーである。Harvesterは、ISOディスクやUSBを使った手動インストールも、IPXEようにPXEブートサーバーを用いたネットワークによるインストールもできるようになっている。
OS
[編集]Harvesterのディストリビューションは、Elemental Toolkitによって作成されたSUSE Linux Enterprise Micro 5.3のcloud-initに対応した最小版を基盤とし、可能な限りメンテナンスを不要にするため、ルートディスクのほとんどがイミューダブルとなっている。
仮想化
[編集]KubevirtはKubernetes上で動作され、仮想化のサポートを提供する。これにより、Harvesterはkubernetesワークロードとして仮想マシンを実行できる。 Harvesterは、ESXi、Proxmox VE、XCP-NG / Citrix XenServerなど、他のハイパーバイザーが提供するほとんどの基本的な機能が提供される。 v1.1.0では、PCIデバイスの受け渡しが実験的な機能としてサポートされており、ハイパーバイザーホスト上のPCIデバイスをVMに直接受け渡すことができる。ハイパーバイザーによって直接使用されていないデバイスを使用できる。これは、GPU-Accelerated Computing 用の GPU や、データベースのような IOPS を重視するために NVMe ストレージを渡す時などに便利である。
関連項目
[編集]- Dell EMC VxRail
- Cisco HyperFlex
- VMware
- Rancher Labs
参照
[編集]- ^ github.com/harvester/harvester/releases/tag/v0.0.1
- ^ “Release Harvester v1.4.0 Release · harvester/harvester” (英語). GitHub. 2024年12月26日閲覧。