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バイコニカル・アンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バイコニカル・アンテナ英語: biconical antenna)は連続的に自己相似となる形状をしていて、2つの円錐からなるアンテナである。

原理

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バイコニカル・アンテナの原理図
バイコニカル・アンテナの原理図

バイコニカル・アンテナの中心軸を 軸とし、 軸に対する円錐の開き角をとすると、無限長バイコニカル・アンテナの入力インピーダンス[Ω]は次式で表される。

この式から明らかなように、無限長バイコニカル・アンテナの入力インピーダンスは周波数に関係なく、円錐の開き角のみで決定される。つまり、無限長バイコニカル・アンテナは定インピーダンス特性を有している。

実際のバイコニカル・アンテナ

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実際のバイコニカル・アンテナ
実際のバイコニカル・アンテナ

実際には無限長のバイコニカル・アンテナを作ることはできないので、使用に適した長さの有限長バイコニカル・アンテナが作られる。理論上は円錐の板状アンテナだが、十分な本数の金属棒で近似して製作される場合もある。

関連項目

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参考文献

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  • 電子情報通信学会「4章 線状・板状アンテナ」『アンテナ工学ハンドブック』(第2版)オーム社出版局、東京都千代田区、2008年7月25日、186頁。ISBN 978-4-274-20544-6