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バックデン・タワーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バックデン・タワーズ
イングランドの旗 イングランド
ケンブリッジシャー州バックデン英語版
バックデン・タワーズ
バックデン・タワーズの位置(イングランド内)
バックデン・タワーズ
イングランドにおける
バックデン・タワーズの位置
座標北緯52度17分39秒 西経000度15分09秒 / 北緯52.29417度 西経0.25250度 / 52.29417; -0.25250座標: 北緯52度17分39秒 西経000度15分09秒 / 北緯52.29417度 西経0.25250度 / 52.29417; -0.25250
種類要塞化された邸宅
コードGB-EAW
施設情報
一般公開敷地内は定期的に開放
現況キリスト教徒の保養地として使用
歴史
建設1175年 (1175)
使用期間1175 - Present
grid reference TL192677

バックデン・タワーズ(旧名:バックデン宮殿)は、イングランドケンブリッジシャー州バックデン英語版にある12世紀の要塞化された邸宅である。

歴史

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15世紀の建物はカンタベリー州管区リンカーン教区英語版の司教であるリンカーン司教英語版の宮殿跡である。15世紀に建てられたものとされているが、実のところ当初の(木製)宮殿は、かつてのリンカーン司教の邸宅とする記録が残る12世紀後半に建てられたと考えられている。木製の建築物はより頑丈な建物として改築され、城壁とに守られ、外郭に取り囲まれた1475年に高い煉瓦製の塔が加えられた。複合施設の部分はイングランド教会財産管理委員会英語版の要求を受けて、1632年に解体された。現在におけるヴィクトリア朝の邸宅は1872年に建てられたものである。 巨大な塔、内部の楼門主塔、銃眼付きの胸壁が存在している司教の邸宅における密室型の宮殿の形跡が、以前は堀の内側にある中庭と外門外塀に取り囲まれていたことを示している。1551年7月16日、第2代サフォーク公であるヘンリー・ブランドン英語版とヘンリーの弟である第3代サフォーク公のチャールズ・ブランドン英語版粟粒熱で亡くなる。ブランドン兄弟はケンブリッジシャー州で病を防ぐためにバックデンを訪れたばかりだった[1]。1630年代になって、ヨーク大司教であるジョン・ウィリアムズ英語版はバックデンにおいて国賓として近隣住民からの歓待を受けた。 1839年に古物商であるエドワード・ジョン・ラッジ英語版は歴史書『バックデン宮殿の図解と歴史的説明(Illustrated and Historical Account of buckden Palace)』を出版した[2]

現代

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バックデン・タワーズはイギリス指定古代記念物英語版、およびイングランドの第1級指定建築物である[3]

1956年、聖クラレチアン宣教会はローマ・カトリック教会のノーザンプトン司教英語版によりこの場所を与えられた。当初は聖クラレチアン宣教会の司祭や修道士を切望する11歳から18歳までの予行演習を実行するための若手神学校として使用された。この神学校は1965年7月に閉鎖された。それ以降、この複合施設はクラレチアン宣教徒の手により保養所と会議場として発展している。また、中世の宮殿における広い会議場がある場所には聖ヒュー・オブ・リンカーン英語版を祀るローマ・カトリック教会があり、若手神学校のための礼拝堂が建てられた。タワーズの敷地(建物ではない)はあらゆる期間において訪問者に開放しているが、犬の入場は容認されていない。

著名な訪問者

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関連項目

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参考文献

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  • Pettifer, Adrian. (2002) English Castles: a Guide by Counties. Woodbridge, UK: Boydell Press. ISBN 978-0-85115-782-5.

脚注

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  1. ^ Strype, John, Ecclesiastical Memorials, vol. 2 part 1, Oxford (1822), 491
  2. ^ Woodward, Bernard Barham (1897). "Rudge, Edward" . In Lee, Sidney (ed.). Dictionary of National Biography (英語). Vol. 49. London: Smith, Elder & Co.
  3. ^ Historic England. "The Great Tower (1130324)". National Heritage List for England (英語). 2019年7月26日閲覧
  4. ^ a b [1] Buckden Palace Page on Cambridge Military History Website, accessed 10 January 2015
  5. ^ “The 10th instant”. Cumberland Pacquet, and Ware's Whitehaven Advertiser: p. 3. (18 January 1814) 

外部リンク

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