バトルトード
ジャンル | 横スクロールアクション |
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対応機種 |
ファミリーコンピュータ(FC) 対応機種一覧
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開発元 | レア |
発売元 |
Tradewest Tradewest メサイヤ |
プロデューサー | ジョエル・ホッホバーグ |
デザイナー |
ティム・スタンパー クリス・スタンパー |
プログラマー |
クリス・スタンパー マーク・ベターリッジ |
音楽 | デビッド・ワイズ |
美術 | ケヴィン・ベイリス |
人数 |
1人 1 - 2人(同時プレイ) |
発売日 |
1991年6月1日 1991年12月20日 1993年2月18日 |
その他 |
NES-8T-USA NCS-8T NES-8T-UKV |
『バトルトード』(Battletoads)は、イギリスに本社を置くレアが開発した横スクロールアクションゲームシリーズ。1作目は1991年発売。発売はTRADEWEST。後に日本語版として、ファミリーコンピュータ版はメサイヤ、ゲームギア版・メガドライブ版はセガから発売された。
その他、ゲームボーイ版が1991年に北米、1994年に日本で発売されているが、内容はアレンジ移植となっている。一方、純粋なファミリーコンピュータ版の移植作となるゲームボーイ版が北米のみで『Battletoads in Ragnarok's World』(1993年)というタイトルで発売されている。
概要
[編集]3匹のカエルが仲間を助けるために闇の女王に挑むというストーリー[1]。
プレイヤーは二足歩行のカエル「ラッシュ」「ジッツ」「ピンプル」を操作してゲームを進める。ただし、シリーズによっては使用出来ないキャラクターもいる。
攻撃は敵味方問わずダメージを与えられる(すなわち、2Pプレイでは相手プレイヤーを攻撃してしまうこともある)。敵キャラクターを攻撃した際に手足が巨大化したり武器に変形したりするなどのダイナミックな演出が特徴である。
武器を持っている敵を倒すとその武器を拾って自分で使用できるが、数回使うと壊れる。単純に敵を倒すステージ以外にも、高速エアバイクに乗りながら障害物を避けていくもの、空中浮遊する足場を使いながら崖下りをするものなど、ステージ構成には多くのバリエーションがある。
当時、ゲームなどでも人気を博していた『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)』シリーズの人気の影響を受け、TMNTに対抗する為にこのゲームが開発された。グラフィックやゲームプレイのバリエーションなどが高い評価を受け好評だったが、その一方で難しいゲームでもあった。その為、難易度に関して賛否が分かれた。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
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1 | バトルトード | 1992年12月 1993年3月26日 1993年3月26日 1993年 |
メガドライブ | アークシステムワークス | セガ | 4メガビットロムカセット[2] | T-97026 G-4074 |
- | |
2 | バトルトード | 1993年 1993年 1994年1月14日 |
ゲームギア | アークシステムワークス | セガ | ロムカセット | T-97018 2436 G-3311 |
- | |
3 | Battletoads in Ragnarok's World | 1993年6月 |
ゲームボーイ | レア | Tradewest | ロムカセット | DMG-R7-USA DMG-BVJ |
- | 北米のみの発売、ファミリーコンピュータ版の移植 |
4 | Battletoads | 1994年 |
Amiga Amiga CD32 |
Mindscape | Mindscape | フロッピーディスク CD-ROM |
DP130018 | - | |
5 | Rare Replay | 2015年8月4日 2015年8月6日 |
Xbox One | レア | Xbox Game Studios | BD-ROM ダウンロード |
- | - | ファミリーコンピュータ版の移植 レア制作のゲーム30本をカップリング |
6 | バトルトード | 2021年11月12日 |
FC/FC互換機 | レア | コロンバスサークル | ロムカセット | CC-FCBTD-GR | - | ファミリーコンピュータ版の復刻 任天堂ノンライセンス製品[3] |
スタッフ
[編集]- オリジナル・コンセプト:スタンパー・ブラザーズ(ティム・スタンパー、クリス・スタンパー)
- プロデューサー:ジョエル・ホッホバーグ
- デザイン:グレッグ・マイルス、ガイ・ミラー、ティム・スタンパー
- 追加デザイン:ケヴィン・ベイリス、マーク・ベターリッジ
- アート・ディレクター:ケヴィン・ベイリス
- 追加グラフィック:ティム・スタンパー
- プログラム・ディレクター:クリス・スタンパー
- グラフィック・デコーディング:クリス・サザーランド
- プログラマー:マーク・ベターリッジ
- ハードウェア:クリス・スタンパー
- 音楽:デヴィッド・ワイズ
- プロダクト・テスティング:ヒュー・ワード
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ファミリーコンピュータ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計30点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得している[9]。
- メガドライブ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・7・6・7の合計で25点(満40点)[10]、『メガドライブFAN』の読者投稿による「ゲーム通信簿」での平均点は、以下の通り19.5点(満30点)[17]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 3.3 3.4 3.0 3.2 3.2 3.3 19.5
- ゲームギア版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・6・6・6の合計で24点(満40点)[11]。
- ゲームボーイ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、5・4・5・4の合計で18点(満40点)[12]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投稿による「ゲーム通信簿」での平均点は以下の通り13.2点(満30点)[19]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 2.7 2.0 1.7 2.7 1.8 2.3 13.2
続編
[編集]- Battletoads Double Dragon(1993年)
- バトルトード イン バトルマニアック(1994年)
- 日本ではスーパーファミコン版がメサイヤより発売された。2024年にはスーパーファミコン Nintendo Switch Onlineのラインナップの一つとして追加された[20]。
- Battletoads Arcade(1994年)
- 2015年8月6日発売の『Rare Replay』に収録。
- バトルトード(2020年)
脚注
[編集]- ^ M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』(ISBN 9784866400259)、51ページ
- ^ 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、25頁。
- ^ 「FC/FC互換機用カセット「バトルトード」のリリースは11月25日。“スペシャルカートリッジ“が当たるキャンペーンの開催を予定」『4Gamer.net』2021年11月12日。2024年7月1日閲覧。
- ^ Foster, Joe. “Battletoads — Review”. Allgame. 11 December 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。10 October 2015閲覧。
- ^ a b “Battletoads for Genesis(1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
- ^ O'Connor, Frank (April 1992). “Battletoads review — CVG”. CVG (25): 26 16 September 2015閲覧。.
- ^ a b c d “Battletoads for NES(1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
- ^ a b c d “Battletoads for Game Gear(1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
- ^ a b “バトルトード まとめ [ファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年12月2日閲覧。
- ^ a b “バトルトード まとめ [メガドライブ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年12月2日閲覧。
- ^ a b “バトルトード まとめ [ゲームギア]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年12月2日閲覧。
- ^ a b “バトルトード まとめ [ゲームボーイ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年12月2日閲覧。
- ^ “Battletoads aggregate score(Mega Drive)”. GameRankings. 13 September 2015閲覧。
- ^ “Battletoads review(in French)”. Quebec Gamer (29 May 2007). 16 September 2015閲覧。
- ^ “Battletoads for Game Boy(1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
- ^ Rignall, Julian (April 1992). “Battletoads review”. Mean Machines (19): 56 16 September 2015閲覧。.
- ^ a b 超絶 大技林 '98年春版, pp. 871.
- ^ a b “Battletoads for Amiga CD32(1994)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
- ^ a b 超絶 大技林 '98年春版, pp. 517.
- ^ “【4月12日追加】「ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン&ゲームボーイ Nintendo Switch Online」追加タイトルが配信開始。”. 任天堂 (2024年4月12日). 2024年4月12日閲覧。
出典
[編集]「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店 / インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、雑誌26556-4/15。