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バトルトード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バトルトード
Battle Toads
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 ファミリーコンピュータ(FC)
開発元 レア
発売元 アメリカ合衆国 Tradewest英語版
ヨーロッパ Tradewest
日本 メサイヤ
プロデューサー ジョエル・ホッホバーグ
デザイナー ティム・スタンパー英語版
クリス・スタンパー英語版
プログラマー クリス・スタンパー
マーク・ベターリッジ
音楽 デビッド・ワイズ
美術 ケヴィン・ベイリス
人数 1人
1 - 2人(同時プレイ)
発売日 アメリカ合衆国 199106011991年6月1日
日本 199112201991年12月20日
ヨーロッパ 199302181993年2月18日
その他 アメリカ合衆国 NES-8T-USA
日本 NCS-8T
ヨーロッパ NES-8T-UKV
テンプレートを表示

バトルトード』(Battletoads)は、イギリスに本社を置くレアが開発した横スクロールアクションゲームシリーズ。1作目は1991年発売。発売はTRADEWEST。後に日本語版として、ファミリーコンピュータ版はメサイヤゲームギア版・メガドライブ版はセガから発売された。

その他、ゲームボーイ版が1991年に北米、1994年に日本で発売されているが、内容はアレンジ移植となっている。一方、純粋なファミリーコンピュータ版の移植作となるゲームボーイ版が北米のみで『Battletoads in Ragnarok's World』(1993年)というタイトルで発売されている。

概要

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3匹のカエルが仲間を助けるために闇の女王に挑むというストーリー[1]

プレイヤーは二足歩行のカエル「ラッシュ」「ジッツ」「ピンプル」を操作してゲームを進める。ただし、シリーズによっては使用出来ないキャラクターもいる。

攻撃は敵味方問わずダメージを与えられる(すなわち、2Pプレイでは相手プレイヤーを攻撃してしまうこともある)。敵キャラクターを攻撃した際に手足が巨大化したり武器に変形したりするなどのダイナミックな演出が特徴である。

武器を持っている敵を倒すとその武器を拾って自分で使用できるが、数回使うと壊れる。単純に敵を倒すステージ以外にも、高速エアバイクに乗りながら障害物を避けていくもの、空中浮遊する足場を使いながら崖下りをするものなど、ステージ構成には多くのバリエーションがある。

当時、ゲームなどでも人気を博していた『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)』シリーズの人気の影響を受け、TMNTに対抗する為にこのゲームが開発された。グラフィックやゲームプレイのバリエーションなどが高い評価を受け好評だったが、その一方で難しいゲームでもあった。その為、難易度に関して賛否が分かれた。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 バトルトード アメリカ合衆国 1992121992年12月
日本 199303261993年3月26日
ヨーロッパ 199303261993年3月26日
オーストラリア 1993年
メガドライブ アークシステムワークス セガ 4メガビットロムカセット[2] アメリカ合衆国 T-97026
日本 G-4074
-  
2 バトルトード アメリカ合衆国 1993年
ヨーロッパ 1993年
日本 199401141994年1月14日
ゲームギア アークシステムワークス セガ ロムカセット アメリカ合衆国 T-97018
ヨーロッパ 2436
日本 G-3311
-
3 Battletoads in Ragnarok's World アメリカ合衆国 1993061993年6月
ゲームボーイ レア Tradewest ロムカセット アメリカ合衆国 DMG-R7-USA
日本 DMG-BVJ
- 北米のみの発売、ファミリーコンピュータ版の移植
4 Battletoads ヨーロッパ 1994年
Amiga
Amiga CD32
Mindscape英語版 Mindscape フロッピーディスク
CD-ROM
DP130018 -
5 Rare Replay アメリカ合衆国 201508042015年8月4日
日本 201508062015年8月6日
Xbox One レア Xbox Game Studios BD-ROM
ダウンロード
- - ファミリーコンピュータ版の移植
レア制作のゲーム30本をカップリング
6 バトルトード 日本 202111122021年11月12日
FC/FC互換機 レア コロンバスサークル ロムカセット CC-FCBTD-GR - ファミリーコンピュータ版の復刻
任天堂ノンライセンス製品[3]

スタッフ

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  • オリジナル・コンセプト:スタンパー・ブラザーズ英語版(ティム・スタンパー、クリス・スタンパー)
  • プロデューサー:ジョエル・ホッホバーグ
  • デザイン:グレッグ・マイルス、ガイ・ミラー、ティム・スタンパー
  • 追加デザイン:ケヴィン・ベイリス、マーク・ベターリッジ
  • アート・ディレクター:ケヴィン・ベイリス
  • 追加グラフィック:ティム・スタンパー
  • プログラム・ディレクター:クリス・スタンパー
  • グラフィック・デコーディング:クリス・サザーランド
  • プログラマー:マーク・ベターリッジ
  • ハードウェア:クリス・スタンパー
  • 音楽:デヴィッド・ワイズ
  • プロダクト・テスティング:ヒュー・ワード

評価

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評価
集計結果
媒体結果
GameRankings73%(MD)[13]
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム4.5/5stars(FC)[4]
3.5/5stars(MD)[5]
Computer and Video Games91%(FC)[6]
ドラゴン5/5stars(FC)[7]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー36/40点(FC)[7]
30/40点(MD)[5]
7.3/10点(GG)[8]
ファミ通30/40点(FC)[9]
(シルバー殿堂)
25/40点(MD)[10]
24/40点(GG)[11]
18/40点(GB)[12]
GamePro4/5点(GG)[8]
Nintendo Power4.6/5点[7]
Quebec Gamer86%(FC)[14]
Power Unlimited7/10点(FC)[7]
6/10点(GB)[15]
Mean Machines93%(MD)[16]
89%(GG)[8]
メガドライブFAN19.5/30点(MD)[17]
Aktueller Software Markt4/12点(GG)[8]
6/12点(AMCD)[18]
ファミリーコンピュータMagazine13.2/30点(GB)[19]
Amiga Power6/100点(AMCD)[18]
ファミリーコンピュータ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計30点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得している[9]
メガドライブ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・7・6・7の合計で25点(満40点)[10]、『メガドライブFAN』の読者投稿による「ゲーム通信簿」での平均点は、以下の通り19.5点(満30点)[17]
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.3 3.4 3.0 3.2 3.2 3.3 19.5
ゲームギア版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・6・6・6の合計で24点(満40点)[11]
ゲームボーイ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、5・4・5・4の合計で18点(満40点)[12]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投稿による「ゲーム通信簿」での平均点は以下の通り13.2点(満30点)[19]
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 2.7 2.0 1.7 2.7 1.8 2.3 13.2

続編

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脚注

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  1. ^ M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』(ISBN 9784866400259)、51ページ
  2. ^ 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、25頁。 
  3. ^ FC/FC互換機用カセット「バトルトード」のリリースは11月25日。“スペシャルカートリッジ“が当たるキャンペーンの開催を予定」『4Gamer.net』2021年11月12日。2024年7月1日閲覧
  4. ^ Foster, Joe. “Battletoads — Review”. Allgame. 11 December 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。10 October 2015閲覧。
  5. ^ a b Battletoads for Genesis(1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
  6. ^ O'Connor, Frank (April 1992). “Battletoads review — CVG”. CVG (25): 26. https://archive.org/stream/computer-video-games-magazine-125/CVG125_Apr_1992#page/n25/mode/2up 16 September 2015閲覧。. 
  7. ^ a b c d Battletoads for NES(1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
  8. ^ a b c d Battletoads for Game Gear(1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
  9. ^ a b バトルトード まとめ [ファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年12月2日閲覧。
  10. ^ a b バトルトード まとめ [メガドライブ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年12月2日閲覧。
  11. ^ a b バトルトード まとめ [ゲームギア]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年12月2日閲覧。
  12. ^ a b バトルトード まとめ [ゲームボーイ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年12月2日閲覧。
  13. ^ Battletoads aggregate score(Mega Drive)”. GameRankings. 13 September 2015閲覧。
  14. ^ Battletoads review(in French)”. Quebec Gamer (29 May 2007). 16 September 2015閲覧。
  15. ^ Battletoads for Game Boy(1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
  16. ^ Rignall, Julian (April 1992). “Battletoads review”. Mean Machines (19): 56. http://www.meanmachinesmag.co.uk/pdf/battletoadsnes.pdf 16 September 2015閲覧。. 
  17. ^ a b 超絶 大技林 '98年春版, pp. 871.
  18. ^ a b Battletoads for Amiga CD32(1994)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月2日閲覧。
  19. ^ a b 超絶 大技林 '98年春版, pp. 517.
  20. ^ 【4月12日追加】「ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン&ゲームボーイ Nintendo Switch Online」追加タイトルが配信開始。”. 任天堂 (2024年4月12日). 2024年4月12日閲覧。

出典

[編集]

「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店 / インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、雑誌26556-4/15。 

外部リンク

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