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バニリル基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バニリルから転送)
バニリル基

有機化学においてバニリル(vanillyl)基は官能基の一つである。バニリル基を含む化合物バニロイド類と呼ばれ、バニリンバニリン酸カプサイシンバニリルマンデル酸(VMA)などがある。

バニロイドの多く、特にカプサイシンは、TRPV1受容体に結合する。TRPV1はイオンチャネルであり自然状態では高温や酸性pHといった不快な刺激に応答する[1]。この作用はトウガラシを食べた後に経験する焼け付くような感覚の原因である。

食品工業以外では、ノニバミド英語版といったバニロイドがトウガラシスプレーに使用されている。

TRPV1に作用するその他のバニロイドにはレシニフェラトキシンやオルバニルがある。

脚注

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  1. ^ Pingle, SC; Matta, JA; Ahern, GP (2007). “Capsaicin receptor: TRPV1 a promiscuous TRP channel”. Handb. Exp. Pharmacol. 179: 155-71. doi:10.1007/978-3-540-34891-7_9. ISBN 978-3-540-34889-4. PMID 17217056. 

関連項目

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