寺内タケシとバニーズ
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(バニーズから転送)
寺内タケシとバニーズ 荻野達也とバニーズ | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | グループ・サウンズ |
活動期間 | 1966年 - 1971年 |
レーベル |
キングレコード リバティレコード |
メンバー |
荻野達也 井上正 黒沢博 鈴木義之 栗山正 |
旧メンバー |
寺内タケシ 小野肇 輿石秀之 |
寺内タケシとバニーズは、1966年に結成されたグループ・サウンズのバンド。1966年にデビューし、1971年に解散した。グループ名の由来は、[1]リーダーである寺内タケシの「干支が兎年」であることから名付けられた。代表曲は「太陽の花」「悪魔のベビー」など。
メンバー
[編集]- 寺内タケシ(リードギター)1939年1月14日 - 2021年6月18日。1966年 - 1968年
- 輿石秀之(ギター、ボーカル)1946年11月20日生。1966年 - 1967年、脱退後、ジ・エドワーズに参加。さらにその後俳優に転向し、大石吾朗を名乗る。
- 黒沢博(リズムギター、ボーカル)1948年10月18日 - 2024年9月6日[2][3][4]。1966年 - 1971年、解散後、ヒロシ&キーボーを結成し「3年目の浮気」が大ヒット。ソロで、ディナーショー、テレビ出演、コマーシャル出演などで活躍した。俳優の黒沢年雄は実兄。
- 荻野達也(オルガン)1945年7月18日 - 2013年4月24日。1966年 - 1971年
- 井上正(ドラムス、尺八、ボーカル)1947年10月12日 - 2010年9月23日。1966年 - 1971年
- 小野肇(ベースギター)1945年9月1日生。1966年 - 1969年
- 鈴木義之(リズムギター、ボーカル)1946年10月26日 - 2012年5月24日(遺体発見)。1967年 - 1971年、小野の脱退後、ベースギターに転向。
- 栗山正(ギター)1970年 - 1971年元フェニックス
キャリア
[編集]寺内タケシとブルージーンズ(第1次)を脱退した「エレキの神様」寺内タケシによって1966年に結成され、同年12月にキングレコードから「テリーのテーマ」でデビュー。1967年にシングル「レッツ・ゴー・シェイク」を発表。さらにアルバム「レッツゴー運命」で第9回日本レコード大賞「編曲賞」を受賞した。1967年から1968年にかけて「悪魔のベビー」「太陽の花」を発表した[5]。
しかしその後、寺内と他のメンバーの間で音楽性の行き違いによって意見が対立し、寺内も「一人前になった」と実力を評価したこともあり、バニーズを「独立」させ、寺内自身は「ブルージーンズを再興」する形で離脱した。バニーズはこれを機に「荻野達也とバニーズ」を名乗り、レコード会社も東芝(リバティレコード)に移籍した。
その後も、シングル、アルバムを出しながら活動を続たが、1971年に解散している。
後年、メンバーだった大石吾朗、黒澤博、鈴木義之が寺内タケシとブルージーンズのライブに参加する形で、バニーズとしての活動を再開した形となっている。
ディスコグラフィ
[編集]シングル
[編集]- テリーのテーマ(1966.12.1)
- 作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
- 帰らぬ誓い(1966.12.10)
- 作詞:荻野達也/作曲:荻野達也/編曲:寺内タケシ
- 勧進帳(1967.3.1)
- 編曲:寺内タケシ
- レッツ・ゴー・シェイク(1967.3.20)
- 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
- ライジング・ギター(1967.5.20)
- 作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
- 「悪魔のベビー」(1967.8.1)
- 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
- 別題「悪魔のベイビー」。後に寺内企画(寺内が率いたプロダクション)所属のフィリピン人グループ・サウンズ、ザ・クラックナッツがカバー。
- 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
- 運命(1967.10.1)
- 作曲:ベートーヴェン/編曲:寺内タケシ
- アルバム「レッツゴー運命」からのシングルカット。
- 作曲:ベートーヴェン/編曲:寺内タケシ
- 愛のリメンバー(1967.10.20)
- 作詞:鈴木義之/作曲:鈴木義之/編曲:寺内タケシ
- 津軽じょんがら節(1967.11.1)
- 太陽野郎(1967.11.20)
- フィードバック・ギター(1968.1.20)
- 作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
- 「太陽の花」(1968.3.10)
- 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
- レッツ・ゴー・ブガルー(1968.5.20)
- 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
- 東京のサンセット(1968.9.20)
- 作詞:岩谷時子/作曲:いずみたく/編曲:寺内タケシ
- この作品より名義が「荻野達也とバニーズ」に。レコードの上では、寺内も「ギター演奏」という形でゲスト参加。
- 作詞:岩谷時子/作曲:いずみたく/編曲:寺内タケシ
- たそがれ(1969.1.20)
- ウスクダラ(1969.3.10)
- 編曲:寺内タケシ
- ブルー・スター(1969.5.1)
- 作曲:ヤング・ヘイマン/編曲:寺内タケシ
- 金色のほほ(1970.3.5)
- 双子座の奇蹟(1970.10.5)
- 作詞:ちあき哲也/作曲:荻野達也/編曲:荻野達也
- 悲しき雨音(1971.3.25)
- 作詞:岩谷時子/作曲:John Claude Gummoe/編曲:葵まさひこ
- 北風(1971.10.5)
- 作詞:片桐和子/作曲:Rod Morris/編曲:荻野達也
アルバム
[編集]- バニーズ誕生!レッツゴー寺内タケシ(1966.12.10)
- 正調寺内節(1967.3.1)
- 世界はテリーを待っている(1967.6.20)
- レッツゴー「運命」(1967.9.10)
- 第9回日本レコード大賞編曲賞受賞曲。
- バニーズ・ゴールデン・アルバム(1967.12.10)
- バニーズ・ゴールデン・コンサート(1968.4.20)
- 北風/バニーズの世界(1971.10.5)
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 近代映画 1967年12月号 近代映画社 130頁。
- ^ “博が…亡くなった…。”. 黒沢年雄公式ブログ (2024年9月7日). 2024年9月7日閲覧。
- ^ “「3年目の浮気」ヒロシ&キーボーの黒沢博さん死去、75歳 実兄・黒沢年雄が臨終の様子明かす - おくやみ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com (2024年9月7日). 2024年9月7日閲覧。
- ^ “「ヒロシ&キーボー」黒沢博さん死去 「3年目の浮気」で大ヒット 兄・黒沢年雄が公表”. スポニチアネックス (2024年9月8日). 2024年9月8日閲覧。
- ^ 太陽の花 2021年12月6日閲覧
外部リンク
[編集]- 荻野達也とバニーズ、フーリンカザン - 高谷邦彦のページ